海外トレイルラン・サイクリングの専門店 フィールズオンアース BLOG https://www.fields-on-earth.com ja Travel Blog 2019UTMF「グザビエと過ごした1週間」③スタート前日 http:///blog/item/12990.html http:///blog/item/12990.html 残念ながらUTMBも中止となり、9月までの大半のトレイルレースが無くなりました。 正直、かなりショックでした。 しかしながら、緊急事態宣言も解除され、いよいよ山に走りに行くことが出来るようになり、世界中のランナーがまた走り始めています! SNSにも山を走るランナーたちの投稿が復活してきています。 UTMF,UTMBともに2021年大会に向けて、よりじっくりしっかりトレーニングできるようになった、と前向きにとらえて安全にまたトレランを楽しんでいければと思います。 UTMBオフィシャルツアーは 2021年 8月24日~30日(UTMB,CCC), TDS 8月21日~27日、MCC 8月21日~24日で開催予定です! 今年の走れなかった分、倍楽しめるレースとなるように準備してほしいと願っています! ****************************************************************************** 2019UTMF 「グザビエと過ごした1週間」③いよいよスタートへ 【徹底した体のケア】 最後のコース試走を終えて、グザビエを貸別荘まで送り届けると、すぐにシャワーを浴びて体のケアを始める。 朝早く起床し、体に良い朝食を決まった時間に適量とり、 決まった時間に練習に出て、決まった量の練習をこなし 帰ったらすぐに体のケアをして、決まった時間に体に良い昼食をとる。 グザビエと毎日生活を共にして目の当たりにしたグザビエの日常だ。 何一つ特別なことや超人的なことをしているわけではない。 一つ一つは我々みんなが知っている「こうしたほうがいいよね」という事を限りなく100%に近く実施している。 これが簡単なようで実はとても難しいことなのだと思う。 私はいつも、今日は良いかと妥協して練習しなかったり、今日だけちょっと食べちゃおうとお菓子を食べたり、ストレッチや体のケアを今日だけ、と言ってやらなかったり、結局毎日何かを適当に誤魔化していることに気が付く。 グザビエはそういう無駄が一切ない。とにかく「良い」と言われていることを限りなくきちんとこなす。 一つ一つは何も特別なことはない、だけどそれを全てにおいてきちっとこなすことは実は簡単ではない 欧州で最近流行している、特殊な赤外線と低周波でリカバリーを促進する機器を使用しているグザビエ。 Compexという低周波治療機や最新の赤外線機器なども使い、さらにまるで宝物を磨くかのように、自分の足をアルニカオイルで入念にマッサージをする。実に丁寧にまるで足に話しかけるかのようにマッサージをしている。 【お昼は和食】 グザビエは日本食をたいそう気に入っていた。確かに欧米のレストランで出てくる食べ物と比較するとアスリート向けのヘルシーな料理は多い。 最後の練習後、UTMFの受付を済ませてそのままプレスカンファレンスに行かなくてはならないので、外食を依頼された。 脂っこくなく、野菜が豊富でヘルシーな食事、しかも今回は「大会前の景気づけに、ちょっといい感じの和食」というオーダーだった。 店検索が大変! 今日は「アシックス・ジャパン」からも会社の方々がいらしており、みんなで食事できる店を探す。 たしかにお蕎麦や居酒屋での和食は食べてきたが、いわゆる純和食はまだみんな食べていないそうで、ここまで結構節制した食事をした来たから、おいしい和食を食べさせてあげたいという、キャティさんとローランさんの提案だ。 前からチェックしていた、宿泊場所からすぐ近くの一軒家で営んでいる「割烹」のお店が1500円でランチをやっていると知り、メニューを確認したところとても良い感じだったので、そこを予約。拠点から歩いてすぐなので移動も楽だ。 「割烹 七草」というお店で純和食、割烹料理ランチ ここでは、様々な小鉢のお惣菜とお吸い物、焼き魚と茄子の味噌田楽からお漬物迄、とても盛り付けも美しく「これで1500円?」と疑うほどの美味しそうな美しい和食ランチが並んだ。 グザビエもブノワも、女子選手のシルヴァンもとても喜び、バシバシ写真を撮っている。 和風のお座敷個室で目にも美しい和食を皆楽しんでくれた。 グザビエは初めて食べるものでも、なんでも挑戦した。 納豆も食べたし、もずく酢や佃煮もおいしいと言って食べた。 最後に「完璧なランチ!」 と言ってくれたのが嬉しかった。大事なレース前の食事なので、変なものは食べさせられないし、気がかりだったのでホッとした。 実際私も一緒に食べたのだが、ここ「割烹 七草」のランチは本当に素晴らしかった! 【UTMF受付へ】 ランチを終えたら、ほどなくして大池公園の受付へ向かう。 UTMFの必携装備チェックは他の海外の大会と比較しても、なかなか厳しい。 「携帯トイレ」などほかの大会ではめったに指定されない必携品もある。 宿を出る前にみんな間違いなく装備を持っているか再確認して出発する。何かを忘れていてまた取りに来るのは避けたい。 大池公園に到着し、必携装備チェック、受付のテントへ案内する。 世界のグザビエ到着と会って、ワーッと人が集まってしまうのではないかというのがちょっと心配だった。 が、意外と気が付く人も少なくそれほど大変なことにはならず、取り越し苦労。 でも中には気が付いて「写真撮ってください!」と声を掛けられる方には、親切に写真撮影に応じるグザビエ。 とてもリラックスしている様子。むしろ私の方が何かトラブルが起きないかを過剰に心配しているようだった。 受付テントで受付を始めるグザビエ 無事受付がスムーズに終了しますように!祈る思いで受付を案内する。 こういうところでのトラブルは決行ストレスとなる事を自分がランナーの時感じているので、それを願った。 必携装備チェックまでスムーズに進んだため、もう大丈夫だろうと思ったその時、 「何か足りないようなんだけど、、」 とグザビエから声を掛けられる。 急いで確認すると「プリントされたマップ」が不足していた! グザビエに「マップを印刷したものは入ってない?」 と尋ねると小さな紙に、コースの全体図のマップは出てきたが、UTMFの求めるマップは等高線も記載された詳細なマップで、印刷すると複数枚になるものが必要である。 しかしグザビエは全体マップが一枚あればよいと思っていたらしく、女子選手のシルヴァン選手も同様だった。 【これではゼッケンがもらえない!】 慌ててスタッフの方にどこかで詳細マップが手に入らないか確認する。 「しまった、そこは盲点だった。」マップは持っていると確認したけれど、その内容までは確認しなかった。 ブースのショップで購入できるとの事だったので、ダッシュでマップを購入し、すぐに2人のもとへ渡しに行った。 何とか全ての装備が揃い、無事ゼッケンを入手。あとはスタートを待つのみ! とおもったら、 「ちょっと待ってください!」 とスタッフの方から呼び止められる。 まだ何かミスがあったのか?? と焦る。 すると、「外来種の種子持ち込み予防のために靴のソールを洗ってください」 との事。 この手順は私も初めての経験。 でも確かに靴のソールの土の中に、日本に存在しない種子があり日本古来の植物や生物の生態系を脅かすリスクがある、というのは納得。 日本には存在しない細菌や病原菌の可能性だってゼロではない。 グザビエ自身も「靴底洗浄」の手順はトレイルレースとして初めての経験だったらしく 「え?靴底を洗うの?そんなに汚くないよ?」 と聞いてきたので、趣旨を説明したところ 「あ~なるほどね!確かにそれは大切だね、これは気がつかなかった」 と納得してくれて、シルヴァン選手と一緒にきれいに靴を洗い始めた。 お互いの靴のソールを洗いっこしたり、初めての「靴底洗浄」を楽しんでいるようだった。 綺麗に靴底を洗うグザビエとシルヴァン 【プレスカンファレンスへ】 何とか無事に受付を終えたらそのままプレスカンファレンス会場へ移動。 恐らくこのプレスカンファレンスでも最も注目される選手であるグザビエなので、時間に遅れないように早めに現地入り。 このプレスカンファレンスでは、一つ残念な告知をしなければならなかった。 「ブノワのDNS」 グランレイドレユニオンを2年連続で優勝し、特に昨年2018年は優勝候補筆頭だった世界最強ランナーのひとり、フランソワデンヌ選手に後半で追いついての23時間前半、同着優勝、ストックを使えない世界最難関レースの一つであるレユニオン2連覇のブノワはもしかすると本調子ならグザビエを超える力を持っていたかもしれない選手だった。 UTMFのサーフェスは火山島であるレユニオンのサーフェスとかなり似ている。グザビエが得意としている欧州アルプスのサーフェスとは異なる土のトレイルで、しかもストック無しの条件はレユニオンに酷似しているのである。 クロカンスキーヤーのグザビエはストックワークにたけており、トレイランナーの中でも屈指のストックテクニックを持つと言われている。 つまりストックを使えないUTMFはグザビエにとってはやや不利な条件が多い。 実は最も注目すべきは「ブノワとグザビエの対決」でもあったのだ。 しかしブノワは来日前の練習中にアキレスけんを故障し、ほとんどランが出来ない状態だった。来日後も回復に努めたが、どうにも間に合わなかった。 走るとすぐに痛みが出てしまい、全く戦える状態ではなかったのだ。 その為ブノワはコース試走にも一切参加出来ず、最後の望みをかけてバイクトレーニングのみ行っていた。 だがUTMFには間に合わなかった。 ブノワともグザビエ同様にずっと同じ屋根の下合宿生活をしてきたのだが、同じ自転車競技上がりのものとして、ブノワとはよく話をした。 折角日本まで来たのに、出走できないもどかしさは手に取るように感じられた。 そしてブノワはプレスカンファレンスの会場で、公式に「DNS」を自らの口で宣言した。 その無念さが痛いほど伝わってくる。 自分もブノワのレベルには程遠いが、同じランナーとして、招待を受けてチームが準備をしてきたレースにスタートできない辛さは言葉で表しきれない。それが良く解るだけに、かける言葉も見つからない。 「グザビエがきっと君の分も頑張ってくれる」 心の中でそういうのが精いっぱいだった。 UTMFでは、グザビエ以上に力を発揮したかもしれない「ブノワ・ジロンデル選手」(右) ブノワの無念の発表の後、プレスカンファレンスの取りはやはりグザビエ選手だった。 今回の出場メンバーでグザビエ最大のライバルは間違いなくチームメイトのブノワだった。 でもそのブノワがいなくなった現在、グザビエの脅威となりそうな選手はそれほど多くは無かった。 グザビエ選手のインタビューが始まるころ、コーチのキャティさんに頼まれて、先に会場を後にして夕食の準備に拠点に帰ることになった。 予定より時間が押していたプレスカンファレンスの終了を待っていると、予定していた時間に夕飯が食べれないからだ。 レース前日の夕食は、非常に重要であり決められた時間に食べる必要があった。 寝る時間に近すぎると消化に影響し、足の筋力や体の休養するべき力が「消化」に費やされてしまうため、夕飯が遅くなることは最も避けたい事項なのだ。 その為裏方の我々はプレスカンファレンスを見学するよりも、夕飯の準備のために先に帰る必要があった。 先に拠点に帰り、夕飯の準備をする。 野菜のたくさん入ったお味噌汁と、おじや風ご飯。  レース前だからと言って特別メニューがあるわけではなく、ここまで食べてきた極めてヘルシーで脂肪分が少なく、グルテンフリーな夕食が用意された。 【夕食ミーティング】 プレスカンファレンスを終えたグザビエ達が帰ってきた。 すぐにグザビエが食卓に食器類を並べ始める。 レース前日でも何でも率先して準備する。 夕食を食べながら、コーチのローランさんから翌日レース当日のスケジュール、サポートの流れなどミーティングする。 レース戦略的な話が出るかと思ったが、主に内容は各エイドに用意する補給食に関することの内容が殆どだった。 しかし、そんななかグザビエが私に「この中で力がある選手はいる?」と聞いてきた。 世界の頂点にいる選手からアドバイスを求められるなんて、正直かなり嬉しかった。 間違いなく今回のUTMFの参加メンバーで最もグザビエの脅威となる可能性が高かった選手は、中国の「リャンジン選手」だった。 UTWTのVibram香港100や、多くのレースで活躍しており、アジアでは名が知れ渡った選手だ。 グザビエに「最も要注意選手はリャンジン選手だろう、香港のレースでフランソワデンヌ選手に劣らぬタイムでゴールしている、明日もきっとスタートから彼がリードしていくと思う」 と伝える。 「日本人選手ではだれが強い?」と聞いてきたので、UTMBで実績のあ「小原選手、土井選手がやはり筆頭だろう」と教える。 日本人選手には活躍してほしいが、今の私はとにかくグザビエがベストな結果を出してくれることが最重要任務。 出来る限り有効な情報を与える。 前回グザビエがUTMFに出場した2017年は土砂降り台風で42㎞に短縮されたため、試走していないコース前半は全く知らない。 なので、スタートのこどもの国から前半の難所である天子山地のコースについても入念に教えた。 そしてグザビエはその内容をとても熱心に聞いてくれた。 徐々にUTMFの勝利に向けて集中力が高まっているのを感じ取れた。 【サポートは2チームに分かれる】 夕食が終わると、グザビエ達は明日の装備などを準備。 そしてコーチのローランさんとキャティさん、メディアのスタッフたちとサポートのミーティングが始まった。 私はきっと女子選手のシルヴァン選手をサポートするのだろうと思っていた。 絶対必勝のグザビエはローランさんかキャティさんがサポートするのだろうと。 しかし、ローランさんからはこう告げられた。 「グザビエにはノブとキャティがついてくれ」 一瞬耳を疑った。 「え?自分がグザビエのサポート?」  嬉しい反面、半端ないプレッシャーを感じ始めた。 この時初めて、優勝候補筆頭の選手をサポートすることの重大さを実感することとなる。 トップ10に入れたらすごいよね!という選手をサポートすることと、出走メンバー中間違いなく一番実績を持ち、誰しもが優勝するだろう、と思われている世界のトップ選手のレースをサポートするということが、どれほどプレッシャーのかかる事なのか、初めて痛感する。 そんな自分の思いをよそに、本人のグザビエはいたってリラックスした様子で、鼻歌を歌いながら装備を準備している。 「まいったな、こりゃあ大変なことになったぞ」 いよいよ明日、スタートだ。 つつく・・・ Fri, 05 Jun 2020 00:00:00 +0900 等身大のUTMB対策練習 ②必携装備を背負った練習を http:///blog/item/12989.html http:///blog/item/12989.html  ゴールデンウィークが過ぎ、全世界的にコロナのピークアウトのニュースが聞かれるようになってきました。 まだまだ予断を許さない状況が続きますが、明らかに収束に向かいつつあることも感じられるようになってきました。 UTMB2020の開催に関する最終決定は、現時点では5月20日に発表されるとなっております。 ゴールデンウィークも各地の山は封鎖され、山での練習が出来ない日々が続いています。それでもUTMBを完走できるトレーニングは継続していきたいですね! 「コロナで自粛だから」と言って、毎日10㎞のロードジョグではUTMBを完走できる力はつきません。 このコロナの自粛期間で「大幅に走力山力を落とす人」と、この期間を活用して「大幅に力をつける人」に大きな差が出ると思います。 今回はコンタミン31㎞以降の前半戦を想定した「等身大のUTMB 対策トレーニング」をご紹介していきます。 【UTMBの必携装備は結構重い】 恐らく山に行けない現在、多くのランナーの皆さんは家の周辺でロード練習がメインとなっていると思います。 そしてきっとランパンとランシャツの軽装で走っているのではないでしょうか? しかし、UTMBをはじめとする100マイルレースは「必携装備」があり、必ずそれをザックに携帯しなくてはなりません。 負荷ゼロのザック無し練習に慣れてしまうと、コロナ自粛が解除されていざ山に行けるとなった時に、いきなり3~4㎏のザックを背負ったら体が全くそれに順応しておらず、ひどい肩こりになったり、腰痛が出たり、足の筋力が+3~4㎏の重さに順応しておらず下りで転倒したり、ねん挫するリスクが非常に高くなります。 ウルトラトレイルの特性として携帯する装備品は「速い人ほど少なく軽く」「遅い人ほどより多く重くなる」という非情な現実があります。 それを忘れないでください。 つまり、山に行けない現在のロード練習も「UTMB必携装備同等のザックを背負って行う」ことが必要です。 山での練習が難しい今、可能なロード練習でいかに効率よくUTMBに適した練習をするか、とても大事な時期です。 【必携装備を背負って峠走】 前回ご紹介した「走力アップメインの練習」をある程度しっかりこなせるようになってきたら、UTMBのコンタミン31㎞以降出てくる「山のセクション」をクリアするために必要な力を養う「峠走」の練習をお勧めします。 現在山のトレイルには入れない状況ですが、ロードの峠道ならば遭難や滑落などのリスクを最小限に、駒沢公園のような「密」にもならずに練習をすることが可能です。 山に入れない現状で最もトレイルに近い練習が出来るのは「峠走」と言っても過言ではないかもしれません。 出来るだけ「長く、傾斜のきつい峠」で行えるのがより効果が高いです。 UTMBの山は日本のハセツネやUTMFをはじめとするレースと大きく異なる点は「山一つ一つが非常に大きい」という事です。 つまり、上り続ける時間、下り続ける時間が日本の多くのレースより圧倒的に長いのです。 細かいアップダウンの練習では、このUTMBのコースのような大きな山を繰り返す力を養うには不足する面があります。 同時にUTMBの山の特徴としてそれぞれの山は大きいのですが「アプローチの登りはかなりの距離が走れる、下りも同様に走り続けられるセクションが非常に多い」 という事が特徴です。 林道のような車が走行できるレベルの登りのボリュームが非常に多いのです。 このセクションを歩き倒してしまうか、それともジョグでも走れるかでタイムは全く変わってきます。 「峠走」はUTMBのコース中に多く存在する、林道のダブルトラック区間でより長く走り続けられるための力を養うためには最も効果的です。 そして大会参加時には当然必携装備を背負って走るわけですから、練習でも同等か、それよりも少し高い負荷をかけて行う方がより高い効果が得られます。 【パッキングレベル向上のためにも】 UTMB必携装備を背負っての峠走は、「装備のパッキングのレベル向上」にも役立ちます。 どんなパッキングを行うと、「ザックがより揺れにくく走りやすいか」をいろいろ試してください。 補給食をどこに入れておくと、走りながら食べやすいか、捕食のゴミはどこにしまうのか、レース中常に行う補給をよりスムーズに確実に行うルーティンをこの練習中に確立しておきます。 またUTMB各レースでは抜き打ちで必携装備チェックがあります。これもタイムに加算されますから、必携装備チェックをよりスムーズにクリアする必要があります、必携装備チェックのためにすべての装備をひっくり返して出して、また全てゼロからパッキングするのは時間のロスです。 チェックされる項目は大抵決まっています。命に係わる最も重要な装備 が大抵の場合チェックされます。 1:サバイバルブランケット 2:ヘッドライト+スペアバッテリー 3:レインウェア 4:稀に防寒着長袖等(非常に寒くなった場合) 5:たまにホイッスル 大抵の場合は上記の項目のみチェックされますから、この4点がすぐに出せる、または出さなくても見える場所に収納しておくことを強く推奨します。 これらが外からはっきり見える、もしくはすぐに取り出せる一に入っていると、装備チェックは一瞬で終わります。 【コンタミン31㎞~ 前半の山場】 前回のブログでも紹介した通り、31㎞のコンタミンまではとにかく走れる区間が非常に多く、かなり走らされます。 31㎞のコンタミンエイドを無事制限時間以内にクリア出来たら、いよいよUTMB前半の難関「ボンノム峠2400m超」へアタックしていくことになりますが、コンタミンの次の小エイド「La Balme(ラ・バルム)」までは、まさしく「峠走」ダブルトラックの林道が延々と続きます。一部傾斜のきつい区間もありますが、ジョグでこなせる傾斜も多く存在します。 走力の高い選手は、ほとんど走っていけるでしょうし、走力が低い人は早々に歩き倒すこととなります。 コンタミンと、ラ・バルムのエイドの間に「ノートルダムドゥラゴージュ」という山の上り口があり、毎年ここにはたくさんの応援がやってきます。 大観衆の応援とカウベルの音を聞きながら、いよいよUTMBの核心部に入っていくのだ!という実感が生まれます。 ここからけっこう傾斜のきつい場所が出てきますが、「傾斜がきついのぼりは頑張らない」 これは100マイル完走の鉄則と思います。 足の筋力に大きな負荷がかかり、心拍が上がってしまう傾斜のきついのぼりは「出来る限り抑えて、筋力の消耗、心拍の超過上昇を抑える」必要があります。決してゼーハー行って前の選手を抜かそうと頑張ってはいけません。(制限時間ぎりぎりの場合を除き) コンタミンから最初の難関「ボンノム峠山頂までは約15㎞」ぐらいだったと思います。その間延々と登りです。 日本のレースで15㎞ひたすら上り続けピークが2400m超のレースは殆どありません。いきなり日本人にとっては未知の領域に入るわけです。 このセクションではおそらく皆さん補給食なども含め装備はマックスに重い状態で登ることとなります。だから必携装備を背負った峠走がシュミレーションとして非常に効果が高いのです。 必携装備の重さに慣れていて、峠走をしっかり積み上げておけば、ここの登りでも「練習でやったから大丈夫」と安心できるでしょう。 【ラ・バルムから先は寒いことが多い】 コンタミンの次の小エイド「ラバルム」は林道のわきに建てられた白い仮設テントの小さなエイドで、ゆっくり滞在するには適さないエイドですが、非常に重要なポイントです。このエイドでやることは決まっています。 ① 水分の補給(暖かい飲み物が理想、スープや紅茶、コーヒー) ② 食料の補給(いよいよ2400mの山にアタックです、十分なエネルギー補給が必要) ① 長袖、ロンググローブを着用(この先、毎年冷え込むことが多く、山頂付近は非常に風が強い) ② レインウェアをいつでも出せる場所にセット(天候によっては着る) ラバルムの先のボンノム峠は、夜間冷え込み風の通り道であるため、かなり暖かい日でも山頂付近は風が強く、冷え込む確率のとても高いエリアです。 私が走った2018年は悪天候で、とても寒いコンディションで、ラバルムにつく前に周りのランナーさんから「あそこのエイドで絶対に長袖とグローブをした方が良い、上は絶対に寒い」とすでにUTMBを完走しているランナーから教えられ、その通りにしました。 すでにラバルムのエイドが寒く、着替えて一度脱いだだけで体がどんどん冷えていきました。 フラスクには温かい紅茶を満タンに入れました。これは正解でした。 もちろん極暑になる年もありますから、ケースバイケースですが、比較的蒸し暑かった2019年もボンノム峠から先はいきなり冷え込んで、汗だくだった選手たちの多くが、一気に体を冷やされて、トップランナーの多くがクールマイヨールまでにリタイヤしています。 かなり暑い日でも強く吹き抜ける風が体温を奪います。そして、ラバルムのエイドの後、風をよけて着替えられるような場所がほとんど皆無です。 多少風のよけられるエイドのテント内で、防寒装備を整えることが最善と考えます。 【ラバルムからボンノム峠】 ラバルムエイドを出ると、いよいよ本格的な山岳に突入していきます。まだまだ前半なので、目の前にはヘッドランプの隊列が延々と続いていることでしょう。それを見れば自分がどこに向かっていくのか良く解ります。 ラバルムから先は、急な登りが頻繁に出てきて、そこまでテクニカルとまではいかないまでも、大きな岩を渡っていくような本格的な山に入ります。 森林限界を超えて周りには風よけとなる木々が無くなり、風が強くなっていきます。 少しでも「寒いな」とおもったら、すぐに「アウターウェア」をザックの上から着用します。 ザックの下に着てしまうと、今度下りで標高を下げて暑くなってきたときに脱ぐのにまた時間がかかるので、頻繁に着たり脱いだりする場合はザックの上から着用を推奨します。 登りの途中で寒さを感じた場合、さらに標高を上げてより暖かくなることはありえないからです。一瞬でも動いているのに寒いと感じた場合、このボンノム峠の途中なら迷わずアウターを着用してください。上に行けば行くほど寒くなり、風が強く、着替えるために停止している間にあっという間に体温を奪います。出来る限り標高が低いうちにアウターを着た方が良いです。 2017年もこのエリアで積雪し、非常に冷え込むことが多いエリアになります。 はじめてのUTMB,はじめてのアルプス2000m超級でテンションが上がってしまい、オーバーペースになりがちですが、この前半の山でのオーバーペースはまさに自殺行為そのもので、いかにそのテンションを冷静にコントロールし、自分のペースを保てるかが最重要事項となります。 この辺はみんな元気なので、7割以上のランナーがオーバーペースで進んでいます。 たとえどんどん抜かれても、制限時間内であれば焦る必要は全くありません。殆どのランナーがクールマイヨールで大減速し、長時間滞在するので、ここで20~30分遅れてもスムーズにクールマイヨールをエイドアウトするだけで軽く200人ぐらい抜いてしまいます。  補給とペース配分、ウェアリングに細心の注意を払い、十分な余力を残してボンノム峠を超えてください。 【ボンノム峠からの長い下り】 最初の難関、ボンノム峠2400m超を超えると、次の大エイド「Les chapieux (レ・シャピュー)50㎞」まで長い長い下りです。 「峠走」のトレーニングで大事なのは登りだけでなく「下り」にもあります。  UTMBの山は一つ一つが大きい、それはつまり下りも長いのです。 日本の山やハセツネのレースではこれほど長い連続した下りは殆どありません。意識的に長い下りを下り続ける強い「下り足」の耐性を上げることはUTMBにおいて最も重要な項目の一つです。 下りの足が崩壊すると、走れる下りも歩き倒すこととなり、致命的な減速となります。 レース終盤まで下りを多少なりとも走れる、ジョグ程度で進めるようになっていることが、確実な完走にとって非常に重要です。 この「下り足」を鍛えるうえでも「必携装備を背負った峠走」は効果があります。 自分の体重+必携装備の重さ で固いロードの下りを走って下ることで、「下り足の耐性」が鍛えられます。 通常峠走は「登りは頑張り、下りはリカバリー」とされる場合が多いですが、UTMB対策の場合は、下りもザックを背負って、ケガや故障しないレベルで出来るかぎり速いペースで下ります。 はじめはひどい筋肉痛になると思いますが、それを繰り返すことで強い下り足が出来てゆきます。 この練習は故障リスクがかなり高くなりますので、その点については十分に注意する必要があり、段階的に丁寧に強度と量をレベルに合わせて調整してください。故障をせずに下り足の耐性を上げていくことが大切です。 下りでは登りよりもさらにザックのパッキングのバランスが重要となり、下りで走りやすいパッキングもしっかり確認してゆきます。 また荷物が重すぎる場合は、最適化してゆく必要があります。 【携帯する装備が多すぎる方が多い】 フィールズオンアースのツアーでは、30時間前半でゴールする速いランナーの方から、制限時間ぎりぎりの方まで、実に幅広いレベルの皆様を毎年サポートしてきています。その中で感じることは、より制限時間ぎりぎりの方に携帯している装備が多すぎる方が多い、という事です。 フィールズオンアースのツアーエイドでは、お粥、そうめん、カレーライスなど様々の補給を用意しています。 写真は2019UTMBのトリオンエイド、31時間代完走の木幡選手と もちろん、必要十分な装備を持つ事は大切です。 ですかスタートからゴールまで一切使用しないものは極力省くことも大切です。 そういった荷物の最適化の為にも、出来る限り練習ではUTMBで携帯予定の装備を持って練習することで、不必要な装備が見えてきます。 多いのは「過剰にジェル系の補給食を携帯している」方が多い。 ジェルは液体の為、容積に対する重量が非常に重たいです。 ツアーではクールマイヨール以外に、シャンペでもツアー用ドロップバックを預けることが出来るため、必要なジェルなどの補充が可能です。 応援サポートツアーに参加されるパートナーがいる場合は、コンタミン30㎞で補給を受け取ることが出来ます。 次の補充迄に必要な分のジェルだけを持てばよいのです。100マイル分のジェルを携帯したら、ものすごくザックは重たくなり、ハンディキャップとなります。 また中盤以降、ジェルを受け付けなくなり全く飲めなくなるケースも多くあります。そんな時はツアーのサポートに不要なジェルを全部渡して、食べられない補給は置いていくべきです。食べられる補給をザックに入れて、出来る限り無駄な荷物は排除します。 荷物が重すぎる大抵の原因は「補給食を過剰に携帯している」ことが多いです。 防寒着やスペアバッテリーなどは命を守る最重要装備になる為、レベルに応じて必要量を携帯せざる負えません。 UTMBの2000m超級の山々は天候が悪化すると積雪し、時に-10度まで下がる場合があります。 2018年私もコルフェレで突風吹き荒れるマイナス5度を体験し、携帯していた装備をすべて100%着用しました。それでもここで動けなくなったら死ぬ、と本気で思いました。すべての装備を着用し、いち早くコルフェレを通過すべくとにかく進み続けたことを鮮明に覚えています。 より移動速度が遅い場合は、より長い時間そうした過酷な環境に滞在することになりますから、より多くの防寒着が必要になります。そこは省くべきではありません。 次もエイドまで確実にたどり着ける分の補給食があれば、それ以外については最適化する余地があると思います。 【レ・シャピュー50㎞へ】 ボンノム峠から50㎞地点のルシャピューのエイドまでは、ガレたやや急な下りが延々と続きます。 岩がごろごろしているため、ねん挫には要注意ですが、道幅もそこそこ広く、まだ元気な選手たちはガンガン下っていきますが、ここは徹底的に足のダメージを抑えて下るべきです。 18時スタートのUTMBは、ほとんどの選手がこの下りを深夜から早朝にかけて通過することとなります。最初の夜更かしランとなります。 通常睡眠している時間をひたすら山越えするわけです。 2018年私が参加した時、この下りで胃が膨らんできて、げっぷが止まらなくなり、内臓トラブルの予兆が出てきました。 恐らく本来寝ている時間帯にも補給を取り続けて進んでいたため、胃腸が本来働いていない時間に異常な行動をしていたため、消化が追い付かず、胃腸トラブルを起こし始めていました。 それまで前後していたランナーには全員抜かされながらも、最大限減速して下りました。 この下りはかなり急ですが、前半という事もあり大抵のランナーはどんどん走って下っていきます。しかしこの下りは攻めてしまうと、足に甚大なダメージを与える下りの為、ボリュームゾーン後半の方は、走り続けない方が良いと思います。 ジョグと歩きを混ぜながら、極力下り足のダメージを最小限に抑えつつ、制限時間内にクリアできるペースで進んだ方が良いでしょう。 レシャピューはサポートがアクセス困難なエイドで、ツアーではサポートがこのエイドには入りません。なのでこのエイドは出来るだけ元気に通過できることが理想です。(私はつぶれましたが) レシャピューの後は再び2400m級の山が2つと、2000m超級が1つ、合計3つの厳しい山声が待ち構えています。そのエネルギーとこの下りで無駄遣いしてはダメです。それでも約7割の選手は初めての豪快な山のダウンヒルにガンガン飛ばしていきます。 欧米の選手は大抵こうして飛ばしていき、後半潰れます。もちろんトップランナーはそのまま行ってしまいますが、ボリュームゾーンの欧米ランナーは往々にしてみなオーバーペースです。 制限時間に余裕があるならば、出来る限りセーブして大腿四頭筋が壊れないように、丁寧に下ります。 制限時間がぎりぎりならば、選択肢はありません。ぶっ飛ばしてください。 間に合わなければその先には進めません。しかもルシャピューからシャモニーへの帰還は3時間以上リタイヤバスに「ドナドナ」されることとなります。 【レシャピューにはパスタやスープがある】 レシャピューのエイドはクールマイヨール78㎞前の最後の大エイドです。 ここでクールマイヨールまでの態勢をしっかり整える必要があります。 温かいパスタやスープなどで十分な補給を取りましょう。この先クールマイヨールまではパスタなどの食事系のしっかりとした補給は無かったと思います。 私はボンノム峠の下りで胃が揺れてしまい、早速胃腸トラブルを起こし、このエイドに40分くらい停滞してしまいました。 このエイドでしっかり食べなければクールマイヨールにたどり着けないとわかっていたからです。 食べれるようになるまで、諦めてこのエイドで待ちました。 何度もトイレに行きますが、おならばっかり出て胃にガスがたまっているが解りました。 とにかくその症状が治まるまで、焦らず待とうと決めて、パスタとスープが十分に補給できるようになるまで、ひたすら待ち結果40分もとどまりました。先が思いやられる気持ちになりましたが、結果的にはこれは正解でした。結果論ではありますが、このエイドで先に行ったほとんどのランナーを後半捕らえました。 レシャピューからクールマイヨールの区間は、UTMB全区間の中でも最も厳しいコースプロフィールで2000m超級が連続する最難関セクションです。 十分に警戒して、このエイドでしっかり体制を整えるべきです。 ここを焦ってエイドアウトし、クールマイヨール手前でトラブルを起こすことは致命的です。大きなエイドが無くさらに寒い為、ストップするには過酷な環境のエイドしかありません。 トップ選手の中でも多くの選手がこの区間でトラブルを発症し、リタイヤに追い込まれる難しい区間です。 確実な完走を目指すなら、このエイドは非常に重要です。もしオーバーペース気味ならばここで修正する必要があります。 50㎞での消費カロリーは非常に大きく、かなりしっかりとして補給も大切です。 砂糖系の補給よりもパスタやライスなどの食事系の補給を食べることが大切です。 次回は、前半最大の難所「レシャピューからセイニュ峠、モンファーブル峠、クールマイヨール」を書こうと思います。 ③へつづく・・・ Fri, 08 May 2020 10:37:55 +0900 2019UTMF「グザビエと過ごした1週間」②グザビエの食事とコース試走 http:///blog/item/12988.html http:///blog/item/12988.html 2020UTMF大会当日、あくまで個人的な思いではあったが、ものすごく天候が荒れてまた雪でも降らないかな、と密かに思っていた。 もしそうならば、今年コロナによって参加出来ずに無念の思いを持っている人たちも、ほんの少しは救われるのではないかと、不謹慎と思いながらも、悪天候になる事願っていた。 でも皮肉なもので、今年は明るい太陽が照らし続け絶好のUTMF日和の天気だった。 どうか2021年も同じような天気になりますように・・・ そう願いつつ、こんな時に限っては良い天気になる空を少し恨めしく思った。  2019「グザビエと過ごした1週間」②グザビエの食事とコース試走 【共同生活の自炊メニュー】 Team Asicsは、滞在中スケジュールに無理がないときは極力自炊生活だ。 プレスカンファレンスや受付など食事の準備が間に合わない時以外は極力貸別荘内で料理をして食べる。 夫婦でもう5年以上グザビエをサポートし続けているキャティさんが料理係。 とにかく常にヘルシー。必ず「味噌汁」をつくり、最初は「ブロッコリーと人参、タコとレンズ豆の味噌汁」という斬新な内容。日本人には作れないレシピだ。 しかしながらアスリートに必要な栄養素が揃った食事だ。これに選手たちはご飯を入れて、猫まんまののようにして食べている。 ブロッコリー、ニンジンとタコとレンズ豆の味噌汁ねこまんまグザビエ食 味噌汁用のお椀に一杯程度で、私が知っている一般ランナーが食べる量に比較すると相当量が少なく、私なんかは腹が減って腹が減って、常時空腹な感じだった。 でもそのぐらいで抑えることが、より胃の吸収や消化が良くなり、内臓疲労が少ない状態でスタートできるのではないかと推測する。 水もたくさん飲むが、基本炭酸水を好んで飲んでいた。 唯一の贅沢はグラス1ー2杯のワイン。 グザビエはワインが好きらしく、夕飯時になると、飲みたそうにワインボトルを抱きかかえて待っている。 このワインボトルを抱えて、ニコニコしている姿がなんとも子供っぽくて愛嬌があった。 【フランス人らしからぬ朝食】 私が帯同中、一番意外だったのは彼らの「朝食」だ。 今までもフランス人のアスリートとはたくさん接してきていたが、朝食は大抵「シリアルとパン」で、ジャムを塗ったり、「ヌテラ」というチョコペーストだったり、フランスの一般的な朝食は大抵甘いもので形成されていた。 Team Asicsの朝食風景 しかしTeam Asicsでは、朝食では「オムレツか卵焼き、ご飯、ハム、野菜ジュース」など、日本の朝食に近い食事、どちらかというと「しょっぱい系の朝食」を用意しており、これはフランス人アスリートとしては、私個人としては初めての出会ったタイプだ。 「ご飯と味噌汁、焼き魚や海苔、卵が出る日本食はとても良い」と、グザビエは語る。 これまで出会ってきたフランス人アスリートの大半は 「朝食に魚を食うなんて、絶対に無理!」 というアスリートが殆どであっただけに、グザビエの日本食に近い朝食には驚いた、 もちろん、ブノワやシルヴァン選手も同様の朝食を食べる。 お茶も「暖かいほうじ茶」などを飲んでおり、コーヒーはスタッフだけ。 いろいろ観察していると 砂糖の糖分はほぼ完全にカットしていた。 【食卓はグザビエが率先して用意する】 グザビエはとにかく規則正しい生活をしていた。朝は6:30頃迄には必ず起床していて、ノートPCで自分のトレーニングデータと起床時の安静心拍数などを管理していた。  じっとエクセル表を見つめて、自分のコンディションの状態を確認しているようだった。 必ず毎朝自分のノートPCのエクセルファイルとにらめっこしているグザビエ 朝食は7:00過ぎには用意し、夕食は18:30くらいから準備して19:00までに食べれるようにいつも自ら必要な食器などを机に並べ始める。  グザビエ自身がコーチのローランさんやメディアのアントワン、しいては私の箸や取り皿までテーブルに運んでいるのを見て、申し訳ない気持ちになった。 自ら率先して配膳するグザビエ とにかく何でも率先して準備をするのであった。 練習に出かけるときも誰よりも早く準備して玄関の前で待っていた。 フランス人でこれほどまでに日本人のように「5分前集合」して「時間ぴったりに出発」する人は初めてだ。 グザビエはきっと日本文化にすぐなじめるだろう、そう思った。 【4月23日 A8二重曲がりからA9富士吉田 最難関区間を試走】 到着翌日はついに念願の富士山が顔を出した。 快晴とまでいかないものの、試走起点の二重曲峠からは美しい富士山が見えた。 ここまで良い絵が撮れていなかった、メディアのアントワンもここぞとばかりにさまざまなムービーを撮影。 Team Asicsは「Fuji Spirits」というアシックスのトレイルシューズに「Fuji」の名前が配されていることからもこのUTMFで多くのイメージショットを撮影して、ムービーを作成し、毎日それを更新するというミッションがあった。 その為、練習中や合宿生活の中で、このメディアのアントワンがたくさん撮影を行い、UTMF遠征のムービーを作成してゆく。 二重曲がり峠には小さな神社があるのだが、そこに「山の神」と掲げられている鳥居がある。 私はこれはまさしくグザビエの為にあるような鳥居だと思い、グザビエに「ぜひ山の神の君にそこに立って写真を撮らせてほしい!」とお願いした。 「山の神は僕じゃない」と照れ臭そうに「山の神」鳥居の下で写真を撮られるグザビエ するとグザビエは 「山の神は僕じゃないよ!」 「山の神は『キリアン』だよ!」 と答えたのである。 実は「キリアン、デンヌ」をどのようにグザビエは見ているのか、その関係性に迫ってみたい、という思いはかねてからあった。3人とも「UTMBを3勝」している世界で最も強いウルトラトレイルランなトップ3だ。 キリアンやデンヌをライバル視しているのか、それとも彼らの方が上だと思っているのか、もしくは自分の方が強いはずだ、と思っているのか。そこにとても興味はあった。 でもなかなか聞き出すチャンスはなかった。 しかし、この鳥居の下でグザビエは「山の神はキリアンだ」とはっきりと明言した。 【山の神『キリアン』】 すかさず「どうして山の神は『キリアン』なんだい?」とすかさず質問してみた。 するとグザビエは「キリアンこそが山の神だよ。自分はその領域には到底たどり着いていないよ」 とキリアンをリスペクトする言葉が聞かれた。 これにはちょっと驚いた。実績からしてもキリアンに劣らぬグザビエだが、そのグザビエをもってしても「キリアンの絶対的存在」を尊敬しているようだった。 確かに多くのトップランナーがキリアンのその野性的な走り、特に下りの速さは神がかっているという言葉をよく聞く。 キリアンはかねてから、より危険でテクニカルな山を、まるで獣のごとく駆け上り、そして駆け降りる「スカイランニング」に軸足がある選手だ。 UTMBなどの100マイルレースは本来キリアンが最も輝きを放つフィールドではない。 そしてグザビエやデンヌといったウルトラトレイルがメインフィールドのアスリートからすると、あのキリアンの人間離れしたテクニカルな下りの速さは、彼らには到底まねできない物だ、という認識があるようだ。 それに対して、「フランソワ・デンヌ」に関しては、完全に同じ土俵のライバルであると認識しているようにも感じた。 グザビエは2017年のアメリカ「ハードロック」という最高地点が4000mを超える、世界で最もアベレージ標高の高いレースの一つである「ハードロック」でトップを走りながら、補給を禁止されたエリアで行った、という理由で「無念の失格」を喫していた。その時、彼は「フランソワデンヌ」をリードしてゴールを目指していた。 そのことは「今でもとても悔しい」と勝てるはずだったレースを逃したことに、強い悔しさをにじませていた。 【グザビエと一緒に走る】 そして日本のただのおっさんランナーの私が、グザビエの練習に付き合うという夢にも思わなかった瞬間がやって来た。 グザビエは待ちに待った山に、早く走りたくてうずうずしている様子。 二重曲がり峠まで車で移動し、A8エイドの場所で準備をする。 そしてA9までの杓子山を含む、UTMFで最も難関となる勝負所を試走する。ここは杓子の登りを含め下りも非常にリスキーであり、試走するには最も重要なセクションだろう。 このコースを案内するにあたり、事前にサロモンの丹羽薫選手、大瀬和文選手、をはじめ星野ゆかり選手やニューカレドニアで4位になった地元の竹内正弘さんと一緒に事前に試走した。  自分が間違ったコースを案内してしまい、グザビエのUTMFに影響が出ては絶対にならない。 いよいよA8二重曲がりから試走開始! 私は少しでも長くグザビエの後ろについていこうと思っていた。レースまであと3日、いくら速いとは言ってもさすがにかなり抑えて行くだろうと見ていた。 しかしそんな目論見は走り始めて30秒で粉砕される。。 「速い、速すぎる。。」 グザビエは走り始めると実に軽々とジョグしているが、こっちはあっという間にレッドゾーンに。 走ろうと思えない急な登りもサクサク走っている。こちらは必死でパワーウォークするしかない。 みるみる差が広がり、あっという間に引き離された。 結局あっという間に女子選手のシルヴァン選手とコーチのローランさんと3人で走ることに。 この日は初めて素晴らしい富士山を見ることが出来て、皆大喜びだった。 コースにはすでにしっかりとUTMFのマーキングがされており、それが余計にグザビエのペースを上げた。 「まだマーキングついていなければよかったのに…」 と密かに頭で思う。マーキングが無ければ分かれ道でグザビエ等合流して自分が教えてあげられるが、マーキングが完了していたらグザビエ一人でも最後まで行けてしまう。 しかし、これが後でちょっとしたトラブルを起こす。 多分一緒に走れたのはほんの5〜10分くらいだったけど、世界で最も強いウルトラトレイルンナーの一人と、こうして試走できるなんて夢のようだ。 女子選手のシルヴァンもなかなか速く、結構ついていくのが辛い。 シルヴァン選手の試走も十分早いペースだった。 大会まで後3日のトレーニングだから、相当ゆるゆる行ってくれるかと思いきや、こちらがどんなに必死に追いかけても、一瞬でグザビエの姿は見えなくなった。 これでも私は一応サブスリーランナーだし、ハセツネもサブテンだが、まるで次元が違う。 正直これほど一瞬でついていけなくなるとは思っていなかった。。。 やはり世界の頂点の速さは別格である。 【グザビエがいない】 猛スピードであっという間に我々の視界から消えたグザビエは「杓子山」を越えて、下りきったロードに出ても姿を現さなかった。このロードに出てからはまだマーキングがついておらず、私は試走した時の記憶をもとに、A9の富士吉田中学校の校舎迄コーチのローラント、シルヴァン選手と向かっていた。 約束の合流ポイントに先回りしていたキャティさんが車で待っていて、そこで今日の試走を終えた。 しかし、そこにグザビエの姿はなかった。 ローランが「グザビエは?」 キャティさん「まだ来てないよ」 私、「これはまずいな…」 間違いなくロード区間に入ってからマーキングが無い場所でロストしている。 それほど大きな範囲ではないはずだが、全く知らない土地では数百mずれても見つからない。 急いでコースを逆走し、ロードの入り口あたりまで探しに行くが姿は見えず。 いやあ、参ったな。 グザビエは携帯を持っているが、こちら側からグザビエの携帯には発信できない。 グザビエが連絡してくれるのを待つしかない。 しばらくしてグザビエから電話が 「長ーい直線のロードをまっすぐ来て、一個目の信号のところにいる」 この情報だけで探すこととなった。 「きっとあそこだろう」 と私は目星をつけてキャティさんに底を案内すると 「いた!」 ホッと胸をなでおろす。ここで完全に迷子になって2.3時間さまよって風邪でも引かれたら大変なことになる。 まよってイラついていたらまずいな、と心配したが、グザビエはいたってケロッとしていて、 「あ~あそこで間違えたのね!急にマーキング無くなったから」 と笑っていた。 【4月24日 A9からゴールを試走】 大会2日前は1時間の練習。最終区間であるA9のトレイル入り口に私の車にグザビエを乗せて、連れていくことになった。 普通に私の車の助手席にグザビエが載っているのは、不思議な感じだったが、妙に馴染んでもいた。 レユニオン2連覇中で、ストック無しのレースではグザビエに勝るとも劣らない実力者であるブノワ・ジロンデル選手はアキレス腱に故障を起こしており、私が自宅から持参したロードバイクでバイクトレーニングをしていた。 私のロードバイク、さらにシューズ迄サイズがぴったりだったブノワ。 昨年は「ディランボーマン」と「パウカペル」の勝負はこの最終区間の下りまでもつれた。そのことをグザビエに伝えながら、A9エイドから最後の下山に入るトレイル迄車を走らせる。 かなり熱心に昨年の展開を聞いてくれて、到着まで話が途切れることはなかった。 全てのコースを試走できないグザビエにとって、出来る限りの情報を頭にインプットし、絶対に勝利するという執念を感じた。 前半は天子山地までは、下り基調で約30㎞以上ひたすら走れるコースであること、天子から麓エイドまではかなり距離時間共に必要で、事前の補給を絶対にミスってはいけない事、勝山エイドから先は非常に長い間ロードや平坦が続くことなどを、出来る限り詳細に助手席のグザビエに教えた。 グザビエの実力からすれば、A7山中湖以前に決着がつく可能性は高いものの、もつれた場合は杓子、霜山で勝負することとなる。 A7 山中湖きららまでの平坦区間までついて来られる選手がいた場合は、無理に仕掛けず、力の差が問われる終盤のこの区間で動くべき、という考えは私と同じだった。 ゴール前の河口湖畔ロードを行くグザビエ。 霜山のトレイル入り口までのロードがロストしやすいポイントなので、しっかりとコースをグザビエに教え、霜山の最後の上り口まで送り、車で先回りしてトレイルの出口に移動する。 グザビエは50分ほどで現れ、 「このコース最高!」 と下山のふかふかシングルトラックに胸を躍らせていた。 「ずっとこんなコースだったらいいのに!」 とUTMFのA7山中湖きららからゴールまでのコースはすごく気に入ったみたいだった。 グザビエの目が輝いていた。 コースを気に入ってくれて、テンションが上がっているのが手に取るように分かった。 それは自分にとっても嬉しいことだった。最も苦しい勝負所のコースが自分の好きなコースで、良いイメージを持ってスタートできることは、とてもポジティブだ。 良い感触で最後の試走を終え、午後は受付、プレスカンファレンスだ。 その3へ続く… Tue, 28 Apr 2020 13:58:14 +0900 2019UTMF「グザビエと過ごした1週間」①グザビエを三島駅に迎えに行く http:///blog/item/12987.html http:///blog/item/12987.html 【はじめに】   2020UTMFはそれまで想像もしなかったような出来事で、開催を見送ることとなった。 今年からフィールズオンアースもオフィシャルツアーとして、海外参加選手のツアーを準備していたが、それどころではない事態となった。 本当に残念ではあるが、今はいち早いコロナの収束を祈りながら、全世界で自粛の日々が続いている。 そんなことになるとは夢にも思わなかった2019年の4月22日に、私は新幹線の「三島駅」にいた。 そう、UTMF2019年の優勝候補筆頭、そしてUTMFの歴代参加選手で間違いなく最強の男を待っていた。 本当はこのレポートはUTMF終了後直ちに更新したいと思っていた。しかし、UTMFが終わって中一日でギリシャのツアーに飛び、ギリシャ終了後そのままイタリアのツアーに飛び、帰国して1週間程度でニューカレドニアのツアーに飛び、ぎりぎりの状態で7月のアンドラ、ツールドフランス、8月のUTMBの準備を並行して進めていた私には、ブログを更新できるキャパシティが不足していた。 そうこうしているうちに1年がたってしまった。。もうこれを公開するのは今しかない。 コロナは旅行業界に致命的打撃を与え、フィールズオンアースも休業を余儀なくされた。 悲観すべき事態だけど、埋没していた「グザビエと過ごした1週間」を公開するチャンスを得た。 世界最強ランナーと過ごした1週間、恐らく日本人でグザビエと1週間ずっと同じ釜の飯を食べて同じ屋根の下で暮らした人は、私だけなんではないだろうか。 この貴重な経験を記録しておくべきだと思い、今やっと公開にこぎつけた。  乏しい文章力でつづる支離滅裂な内容とは思いますが、興味がある方に読んでいただけたら本当に幸いです。 フィールズオンアース KUBO Nobuhito 【きっかけ】 2018年の暮れ頃に、以前お世話になり、グランレイドレユニオンなどでも一緒になったフランスの友人から 「UTMFでグザビエのTeam Asics のUTMFサポートして貰えないか」 と言う、話を貰った。 グザビエ テヴナール選手は、世界で現在3名しかいないキリアン ジョルネ、フランソワ デンヌと 肩を並べるUTMBを3回優勝した、世界最強ウルトラトレイルランナーの1人である。同時にOCC、CCC、TDS、UTMBと言うUTMB関連レースを全て優勝している世界で唯一の選手でもある。 グザビエ・テヴナール選手は間違いなく、現在存在する世界で最も強いウルトラトレイルランナートップ3の一人だろう。 UTMBを3回優勝しているグザビエ・テヴナール選手 私自身が初めて完走した2018UTMBの覇者であり、あのキリアン ジョルネ、フランソワ デンヌと肩を並べるグザビエ選手のサポートなんてまたとない機会だ。 その友人からグザビエ選手のコーチであるローラン氏とローラン氏の奥様で同じくいつも遠征に帯同しグザビエのサポートをしているキャティさんと、直接連絡を取りながら準備を進めていった。 【Team Asicsのコーチ Laurent とCatherine】 グザビエ選手は数々の成功を収めてきているが、その側にはいつもコーチのキャティさんとローランの姿がある。以前悪天候により短縮となった2016UTMFの際も2人が帯同しており、UTMBを始め大きなレースではいつも一緒だったことから、私は始めグザビエ選手のご両親なのではないか?と思っていた。 大きな大会では常にキャティさんがグザビエをサポートし続けている きっとそう思っている人は多いのでは? でもこの2人はご両親ではなく、元々はグザビエがまだトレイルを始める前から「クロカンスキー」のクラブチームの指導者として、中学生のグザビエの頃から関わってきているのだそうだ。 だからこそ、まるでご両親かと思うほど全てを知り尽くしたお互いの絶対的な信頼関係で成り立っているように感じた。その様子は、私が帯同した1週間の随所で垣間見られた。 ローランさん(左)とシルヴァン選手(右) 【世界最強の選手を迎える準備】 2019UTMFには、グザビエともう2人 Team Asicsとして選手がやって来る。 2017 グランレイドレユニオンで劇的な優勝で一気にトップランナーの仲間入りを果たした「ブノワ ジロンデル」選手と、今までは20ー70kmの比較的ショート、ミドルレンジで活躍してきた女子選手の「シルヴァンキュソ」選手だ。 ブノワ ジロンデル選手は2018年もあのフランソワデンヌ選手とグランレイドレユニオンで対決し、後半にデンヌ選手へ追いつき、同着優勝し実質2連覇を果たした選手。 今現在UTMBよりはるかに難易度が高いとされる「グランレイドレユニオン」でフランソワデンヌ選手と同タイムで走れた世界で唯一の選手だ。 2018グランレイドレユニオンでは、それまで敵なしと言われていたフランソワデンヌ選手に終盤追いつき同着優勝し、実質2連覇した。 まさしく世界最強の選手たちを迎え入れることとなり、なかなかのプレッシャーである。しかも依頼を受けた時期がUTMFの抽選も終了し、多くの参加者たちが既に宿泊を確保した後であったから余計に簡単ではなかった。 コーチのローランさんから「ゴール地点からなるべく近い貸別荘を見つけて欲しい」との依頼。チームはスタッフと選手合わせて6ー7名来る予定だった。 そして女子選手もいるので寝室が4部屋以上ある貸別荘を見つける必要があった。 これは簡単ではなかった、方々探し候補となりそうな貸別荘を3軒ほど見つけて案内した。その中の一つを気に入って貰えたので、一旦その宿を確保。 しかし、実際に行ってみたら写真の印象より悪いことも多々ある。 到着の約3週間前にその貸し別荘を確認しに行った。親切なオーナーさんに案内してもらい家の内部を隅々までチェックする。世界最強の男が快適にレース前最後の時間を過ごしてもらわなくてはならない。 特に睡眠は重要で、家は良くても深夜に騒音があったり、布団がせんべい過ぎて腰が痛くなっては絶対にいけない。 寝具はすべて布団であり、普段ベッドで生活している彼らの睡眠に適切かが非常に心配だった。 なのでオーナーにお願いして集めのクッションの良いマットレスを選手の人数分最低3枚追加をお願いした。 部屋中の写真、富士山の見えるベランダからの景色、キッチンからバスルーム迄すべて撮影し、コーチのローランとキャティにすぐに送信した。 しばらくして「パーフェクトだ」 と返信が来た。 まずは一つ最大のミッションが完了した。 【三島駅へ】 4月22日、ぞろぞろと彼らが乗っているはずの新幹線の乗客が階段を下りてくるが、なかなか姿を現さない。殆ど誰もいなくなり、「まさか乗り越したか?」と不安になる。 少しして大量の巨大なかばんも持ったTeam Asicsご一行様が階段を下りてきた! 4月22日 三島駅に到着  新幹線でグザビエ、ブノワ、女子選手のシルヴァン、コーチのローラン、キャティ夫妻、メディアのアントワンと合流。 なぜ三島駅かというと、彼らは全員2週間ほど前に日本に到着し、神戸のアシックス本社?工場?を見学したうえで新しいシューズ開発の為の多くのテストや撮影を消化し、神戸から新幹線でアクセスしたのだ。 当初はレンタカーで移動しようか、飛行機か、高速バスか予算を含め様々な選択肢があったが、日本のゴールデンウィーク近くの渋滞や、移動時間などを考慮したうえで新幹線で三島駅に到着し、そこからレンタカーを利用して移動することが最も選手への負担が少ないと判断してそのように手配、アテンドした。 駅隣接の海鮮料理屋でサラダと蕎麦、お寿司を少し食べる。 まだグザビエはあまり目を合わせてくれず、予想通りのやや人見知りな感じ。 なんとか打ち解けられると良いが。。 前回のUTMF、スペイントランスバルカニアでも顔を合わせて少しだけ話したことはあるが、やはりあまり覚えていないみたい。。。 最初のランチは、おもてなしの定番「箸レクチャー」から始まる。みんなあえて箸にチャレンジし「アスリートのダイエットに最適なアイテムだ!」と談笑しながらランチ。 とにかく彼らのこれからレースまでの生活、準備がスムーズに行くように努めたい。 【三島駅からレンタカーで河口湖へ】 チームのオーダーで自炊可能な貸別荘を2ヶ月前に依頼されたが、既にほとんどの宿が埋まっており、検索は困難を極めた。なんとか運良く大池公園から1,5km の場所に一軒家の貸家を手配。  心配だったので一度事前確認に行った。全部和室で布団での寝泊まりとなるのが若干気がかりだったのでオーナーにお願いして選手3名分だけは、集めのマットレスを追加してもらえるよう手配。最大12名まで泊まれる4LDKだったので、あとは敷布団を重ねれば、おそらくベッドに近い寝心地になるだろうと考えた。 100マイルレース前の睡眠は非常に大切なので、万が一まだ固すぎる場合はさらに厚いマットレスを用意することにした。 キッチン冷蔵庫、電子レンジ、トースター、食器類一式揃っていることを全て確認しこの貸家に決めた。 三島駅でレンタカーを借りて、コーチのローランとキャティが運転できるように手配。こちらも事前に翻訳書類を作成する必要があり、事前にパスポートや免許情報を貰い日本で運転ができる必要書類を揃えた。2016年の遠征では、この準備ができず急遽アシックスの日本社員が車を手配し、移動手段とする事となり、いろいろ大変だったようだ。 無事車の手配を終えて、三島から河口湖へ移動。 残念ながら富士山は雲の中、まだ姿を見せてくれない。 無事河口湖の貸家に到着。入った時の印象がどうかかなり心配だった。 純和風の和室に入るとグザビエは 「これこれ!完璧!いいね!」 手配していた貸別荘に到着したグザビエ。プレゼントした「一番のハチマキ」をつけて喜ぶ姿が子供みたい。 と目を輝かせて畳の部屋を見て回ってくれたので、まずはホッとする。 大量の荷物を次々各自の部屋に搬入し、洗濯機やトイレ、お風呂などの使用方法を説明、コーチのキャティさんと女子選手のシルヴァンと買い出しへ。 【Team Asicsの食事へのこだわり】 世界でたった3人しかいない、UTMBを3勝しているグザビエテヴナール、グランレイドレユニオン2連勝のブノワジロンデル選手たちがどんな食事をするのか、これが一番興味深かった。 貸家を下見に来た時も、フランスや欧州のアスリートがよく食べるオリーブオイルやシリアル系、ワインなどが入手できる店や、ある程度種類が揃ったスーパーのチェックもした。 トップアスリートに重要なのは快適な睡眠と良質の食事。 貸家は山梨名物の有名なほうとう屋さんが3件も軒を連ねる真ん中に位置しており、野菜も豊富で炭水化物の取れるほうとう屋さんがあれば、きっとみんな喜んで通うだろうと思っていた。が、これは間違っていた。。。 買い出しでは、米、オリーブオイル、ブロッコリーや人参、長ネギ、りんごバナナ、みそ、しょうゆ、豆腐、タコ、卵、豆乳、全粒粉のパン、魚、鶏胸肉、アーモンドなど、極めて低糖質、グルテンフリーの食材を購入。しかもかなり日本食風の食材だ。昆布や佃煮も買っていた。 キャティさんとシルヴァン選手とスーパーへ買い出しに出る。 意外だったのは欧州選手のカーボローディングの定番パスタに見向きもしなかった事だ。私自身も今までカーボローディングはパスタでしていたし、決してネガティヴではなかったと思う。 【徹底したグルテンフリーと砂糖カットのこだわり】 ほうとうはレース前に最適だろうと私は思っていたが、グザビエは白い小麦粉製の製品を一切口にしなかった。 真っ先に名物ほうとう屋さんを紹介したが「その面が白い小麦粉の麺か?」という質問が来て、「うーん、僕は食べない、そば粉の黒っぽい麺があるだろう?それが良いな」との事。 完全に最初はほうとうやでOKだろうと思っていたので、焦る。 急いで蕎麦屋を探すが、ここは河口湖。意外と蕎麦屋がない。 なんとか近所の蕎麦屋を見つけて予約し、全員で十割蕎麦を頼もうとするが、基本付け合わせがかき揚げだ。揚げ物は食べない。 店主にお願いして、とろろ卵だけにしてもらい、かき揚げを差し替えてサラダにしてもらった。蕎麦は大好きだそうで良く食べる。 グザビエはうどんは食べないが、そば粉の蕎麦は好んで食べた。 チームのみんな、そばを喜んで食べてくれた。食事へのこだわりは非常にシビアなので、毎回外食時には検索がめっちゃ大変だった。 この後、外食時の適切なレストラン探しは私の重要かつ難易度の高い任務となる。 その2へ続く… Fri, 24 Apr 2020 10:43:01 +0900 等身大のUTMB対策練習 ①前半編 まずは走力を! http:///blog/item/12985.html http:///blog/item/12985.html コロナによる外出自粛要請が出ている現在、なかなか思うような練習が出来ないですね。 UTMBも予定どおり開催されるかどうか、まだわかりません。 5月中に発表が予定されています。 しかし、もしかすると予定通りに開催される可能性もまだ残されており、その時に向けて準備は進めていかなくてはなりません。 折角手にした夢の舞台への挑戦権、参加する限りは何としてもフィニッシャーベストを勝ち取りたいですよね! 世界最高峰のウルトラトレイル「UTMB」の各レースの完走を目指して、今現在この状況の中でどんなトレーニングをしたら良いか、2018年に32時間代でUTMBをゴールした、フィールズオンアース・スタッフの久保がフルタイムワーカーでそれほど多くの練習時間を取れない場合でも、完走を目指すための「等身大のUTMB対策」を更新してゆきますので、良かったら参考にしてください。 【UTMBで大切なのは山力よりも『走力』】 UTMBは累積標高約10000mの100マイルレースで、2500m級の山も含まれるため、多くの皆さんは南アルプスや富士山などの険しい山での練習、長時間行動をメインに準備する人が多いように見受けられます。 しかしながら、UTMBのコースには走れるフラットな区間も実はかなり多く、この走れる区間をいかにしっかり走れるか、が完走への大きなキーポイントとなります。 昨年2019年のUTMBでは約50名のツアーご参加の皆さんのサポートを行いましたが、そこで気が付いたことを書きます。 「前半の制限時間はかなり厳しい」 UTMBの最初の30㎞はLes Houcheの山一つ以外はほとんどフラット基調で、ひたすら走れるコースです。 そして31km地点、最初のサポートエイド「コンタミン」でタイムアウトになってしまう方が、予想以上に多い!という事を目の当たりにしました。 すなわち山力や長時間行動能力を必要とする前にタイムアウトしてしまっているという事です。 UTMB前半のコースプロフィール 【コンタミン31㎞の制限時間を安全にクリアするには「サブ4」の走力を】 コンタミン31㎞の厳しい制限時間を安全にクリアするにはフルマラソン「サブ4」の走力が最低限必要と考えます。 もちろんサブ4.5の走力でクリアできた方も居るかもしれません、しかし目標はあくまでも確実な「完走」とした場合、UTMBに挑戦するには最低限フルマラソン「サブ4」の『走力』を持ってスタートすることが必要と考えます。 でなければ、仮にコンタミン31㎞の関門をクリアできたとしても、78㎞のイタリア「クールマイヨール」までひたすら制限時間に追いかけられる厳しいレースを強いられ、常に完走ぎりぎりの綱渡りレースとなります。どこかで睡魔に襲われ減速したらアウトです。 なので、そういったリスクも考慮したうえで、多少の眠気で減速してもクールマイヨールまでに30分~1時間以上の貯金を作っていくためにはフルマラソン「サブ4」の走力は必要最低限と考えます。 【まず最優先に鍛えるのは走力】 コロナで山になかなか行けない現在、出来る練習は「サブ4以上の走力とスピード」の獲得です。これなら山に行かなくても家の近所で練習が可能です。 4時間以内にフルマラソンを走る走力とは「1㎞を約5:40以内で42.195㎞走り切れる能力」を指します。 つまりは「10㎞を約56分40秒以内」に走りきる力が必要となります。 まずはここを目指した練習をしましょう。 人が少なく感染リスクの低い場所を選び周回コースなどが良いかもしれません。 まず一度自分がどれぐらいの走力があるのか、10㎞タイムアタック、5㎞タイムアタックをしてタイムを計測します。 そして10㎞を56分40秒以内に走破できなかった場合は、UTMBの最初31㎞の「コンタミンの関門が危ない」と認識してください。 コンタミン31㎞の関門をクリアできなければ、いくら山の練習をたくさん積んできても、UTMBの山でその力を発揮できないからです。 そうならない為に、10㎞や5㎞のロード定点観測は必需です。 同じコースで定期的に10㎞や5㎞のタイムを計測し、自身のタイムが向上し続けているかを確認します。  【走力を上げるには、目標タイムより速いペースで練習する】 課題である走力を上げる練習は、とにかく「目標ペースより速いペースに体を慣らす」ことに尽きます。 目標ペースが1㎞5:40秒ならば、練習では「1㎞5:30~5:00」のペースでの練習を積極的に行います。 目標ペースが1km 4:30秒ならば「1km4:20~4:00」に設定します。 はじめは5:20秒で何㎞まで走れるか挑戦してみましょう。そしてその距離を徐々に伸ばしていきます。 5:20秒に慣れてきたら5:15秒、5:10秒とペースを上げていきます。 ウェイトトレーニングに例えるならば、現在60㎏のベンチプレスを10回あげられることが限界の人が、最終的に100㎏上げることを目標とした場合、60㎏より少ない40㎏のウェイトで何百回と回数をこなすことよりも、70㎏、80㎏のベンチプレスを5回、6回、7回と「過負荷」をかけてそれに慣らしていく方が、圧倒的に効率的なのと同じです。 超ロングレースである、100マイルレースでも、トレーニングの基本原則は同じです。 100マイルレース本番よりも遅く長い時間練習するよりも、短く速いペースを積み重ねることが、結果的に100マイルレースの完走、時間短縮につながります。 【走力と山力を同時に鍛えられる「坂道練習」】 UTMBへの完走課題の第1項目である「サブ4以内の走力」を鍛えつつ、同時に必要となる登坂力も鍛えられる練習があります。 「坂道練」です。 山に行けなくても、近所の短い坂道や階段を使って反復練習をします。 トレイルの本場フランスは、フランス中がアルプスやピレネーのような2000m超級の山だらけなわけではありません。ブルターニュやノルマンディ、ノール地方などは、全く山は無く、短い坂道しかないのです。彼らは山に行くためには東京在住者よりはるかに長い距離約500~700㎞移動しなければアルプスなどの山に行くことは出来ません。東京なら1~2時間で奥多摩や、3000m級の富士山にも行けます。日本はトレイルランニングの練習環境としては非常に恵まれた環境にあります。 上記のようにフランスで山が全くない地方に住んでいても非常に強い選手はたくさんいます。 そうした地域の選手がどのように練習しているか聞いたところ、やはり短い坂道をひたすら反復して登坂力を養っています。 坂道練習でも基本は「過負荷」を掛けた練習をしていきます。ゆっくり楽に登れるペースではなく、頂上では「ゼーハー」と息が切れるくらいのペースで繰り返します。出来るだけ近所で長く傾斜のきつい坂道や階段を見つけて、はじめは5本から、次第に10本さらには15本と反復回数を増やしていきます。回数だけを増やしてペースを落としては効果が半減しますから、初めはぎりぎり5回出来た同じペースで、次第にそれが楽になってきたら、1本2本と増やしていきます。 いろいろな斜度を含んだ周回コースにしてもよいでしょう。 私の場合は、周回コースだとすぐ気持ちが折れて帰ってしまうような、貧弱なメンタルだったので、途中で絶対に帰れないように家からひたすら坂道だけを拾い集めたロードの片道15㎞、ぐるっと回ってぴったり30㎞になる「16回坂道と階段のある30㎞コース」を設定して、毎月1~3回走るようにして「タイムを計測」し、そのタイムの向上を確認してUTMBに挑みました。この30㎞のロード坂道練習は、UTMBをはじめとする100マイルレースへの完走に極めて効果が高かったと実感しています。 私がUTMBやレユニオンの100マイル完走前に良く行ったロード坂道練習の30㎞コースプロフィール。 このコースをアベレージ5:13/km 2時間39分で2018のUTMB前の最後の坂道練で走り、UTMB100マイルを 32時間42分 211位で完走しました。 初の100マイルレースだった2017年のグランレイドレユニオン前にはアベレージ5:25/km 2時間47分がベストタイムで、38時間44分 226位で完走。 いずれも出走人数の10%以内でゴールできました。 こうした経験からも、100マイルレースという超ロングレースであっても、30㎞のロード練習が非常に効果が高いことが解ります。 なので、今のようになかなか山での練習が難しい現在、コロナ感染リスクの低い近所の坂道を探しながら、20㎞や30㎞のアップダウンコースを作ってみてください。 そして月に1~2回タイムアタックしてみてください。 タイムが上がっているという事は、確実に練習の効果が表れている証拠です。 こうしたロードでの練習は、5㎞10㎞のタイム計測なら、1時間以内、30㎞の坂道練習でも、4時間以内に終わることが出来ます。フルタイムワーカーであっても、帰宅後や週末、休日に十分可能な練習内容ですから、誰にでも可能です。 確かに地道で、山よりも楽しみは少ない練習ですが、コロナに感染せずに目指す100マイル完走へ近づいていくためには、大切な練習になります。 3蜜に気をつけて、そうならないコースを探していくことも、楽しみの一つと言えるでしょう。 まずはこの5㎞、10㎞のタイムトライアル、20~30㎞の坂道コース練習だけでもしっかりと行っておくだけでも、走力の基礎が出来てきます。 次回は、コンタミン31㎞からクールマイヨール78㎞間の、前半の難関セクション攻略を目指した練習を公開予定です。 フィールズオンアース 久保 Tue, 21 Apr 2020 12:59:53 +0900 日本語で解説!【UTMB にエントリーするためには?】ランニングストーン、By UTMBレースについて http:///blog/item/12976.html http:///blog/item/12976.html   2019年4月、UTMBの新しいエントリーシステムが発表されました。 新しいシステムとは? エントリー方法は? UTMB公式サイトには日本語のページがない・・・ので! 当フィールズ・オン・アースが、エントリー方法をご紹介します! 新しいシステムでは大きく分けて2つの方法があります。 ・【ランニングストーン】を貯める ・従来のように【ITRAポイントで抽選エントリー】 それぞれどのようなエントリー方法なのか? 下記で詳しくご説明します。 1.【ランニングストーン】を貯める "ランニングストーン"と呼ばれる新しいポイントを一定数貯めると、抽選ナシで、UTMB各レースの出場権を得ることができます。 ランニングストーンを集めるためには、2種類の方法があります。 1.by UTMBと銘打つ各レースでランニングストーンを貯める →各レース完走で付与される、1ITRAポイントにつき、3ランニングストーンを獲得できる 2.UTWTの対象レースでランニングストーンを貯める →各レース完走で付与される、1ITRAポイントにつき、1ランニングストーンを獲得できる それぞれの対象レースについて、下記で説明します。 【UTMB出場権獲得に圧倒的に有利な『By UTMB』レース】 上記の 『By UTMB』大会は、完走することにより、実質「翌年から3年間のUTMB各レース出場権が確定」する。例えば Val d'arans by UTMBの最長カテゴリー170㎞を完走した場合は 6ITRAポイント×3ランニングストーン=18ランニングストーン を獲得し、UTMBエントリーに必需となる「18ランニングストーン」が達成される。 【ITRA10ポイントは必需!】 注意したいのは、上記「By UTMB」大会の完走のみでは、ITRAポイントが不足し、出場条件を満たさない。 UTMBエントリ―には「ITRA10ポイント」を保有したうえで「By UTMB大会を完走した 18ランニングストーン」の「両方が満たされている場合は、UTMBの以降3年間の出場権が確定」することとなる。 【By UTMBでは、距離の短いカテゴリーでもCCC,OCCなどの出場権が獲得可能】 上記「By UTMB」各大会では、最長カテゴリーを完走しなければ、UTMB各レースの出場権が得られないと思われている方も多いかと思う。 しかし、「CCC101㎞」や「OCC50㎞」は最長カテゴリーではない同等距離のカテゴリーの「By UTMBレース」を完走することで獲得することが可能だ。 ① Gaoligon by UTMB  →RCE130㎞完走・・・TDS,CCC,OCC参加権獲得 ② Val d'arans by UTMB →CDH110㎞を完走・・・CCC,OCC参加権獲得 ③ Panda Trail by UTMB (ツアー作成中)  ④ Oman by UTMB (ツアー作成中) →100kmを完走・・・TDS,CCC,OCC参加権獲得 ⑤ Thailand by UTMB →Inthanon5  120km・・・TDS,CCC,OCC参加権獲得 【UTWT 公式ホームページ】*英語サイト https://www.ultratrail-worldtour.com/races/ 2.従来のように【ITRAポイントで抽選エントリー】 こちらはこれまでと同様に、ITRAポイント付与対象レースでITRAポイントを貯めて、 抽選にエントリーをする形です。   ●最大2レースで規定ポイントに達する必要がある。 ●エントリー時の直近2年に、対象レースで獲得したポイントでなければならない。 ただし、UTMB各レースについては完走していれば、3年前まで対象レースに含まれる。 例)2021年レースへのエントリーの場合、2018年の完走までが対象レースに含まれる。 ※抽選に外れた場合、上記条件を維持した上で、翌年エントリーをすると、当選確率が2倍になる。 また、エントリーをしない空白の年が、1年以上あっても、当選確率の優遇は継続される。 ※落選し続けて、3回目 というように、これからUTMB各レースの出場権を得るためには、上記いずれかの方法で出場権利を得る必要があります。 年々競走倍率が上がり続けるUTMB。 これからはランニングストーンを上手に貯めて、抽選ナシでエントリー権利をゲットするのが一番の近道かも!? 【By UTMB フィールズ・オンアース・ツアーページ はこちら】 Gaoligon by UTMB   Val d'arans by UTMB Thailand by UTMB   Wed, 01 Apr 2020 11:24:39 +0900 海外トレイル大会カタログ② 5~6月 http:///blog/item/12955.html http:///blog/item/12955.html 海外レースに挑戦してみたい! でもどんなレースから始めたらよい? 治安は?コースの難易度は? 全体の費用はどれくらい? 初めての海外レース挑戦にはだれでも不安はつきものです。 そんな皆さんの為に、フィールズオンアースのツアーでご案内している大会の特徴や難易度、費用感などをご紹介する 「海外トレイル大会カタログ② 5~7月」をご案内します。 【コース難易度】 5段階評価 ☆  イージー(比較的累積標高も少なく高完走率) ☆☆ ややイージー(高完走率で走りやすい) ☆☆☆ ノーマル(バランスの取れたコース、中完走率) ☆☆☆☆ ハイレベル(厳しいコース、累積標高も多く中、上級者向け) ☆☆☆☆☆ 超ハイレベル(最難関クラス、完走率50%未満、上級者向け) ******************************** 【5月】 5月上旬 ギリシャ コルフマウンテントレイル ☆☆ ▽カテゴリー: 110㎞☆☆(ITRA5ポイント), 43km, 20km,10km,キッズ ▽開催国:   ギリシャ コルフ島 ▽ツアー期間: 5日間~7日間 ▽コスト:   エコノミー(ツアー)、フライト(ハイ、ゴールデンウィークの為) ▽気候:    温暖 10~25度 ▽特徴  毎年4月末からゴールデンウィークにかけての日程で開催されるギリシャの離島「コルフ島」で開催される。ギリシャではサントリー二島や、ミコノス島が日本では有名だが、このコルフ島は全く日本での認知度は低い。しかしながらフランスやドイツでは、リーズナブルなリゾート地として大変人気が高く、メジャーリゾートの「サントリーニ島やミコノスよりはるかにリーズナブルに滞在できる」ひそかな人気リゾート島である。 実際ゴールデンウィークでありながら、「コルフ島」には日本人も中国系の観光客もほとんど見かけることはなかった。その分異国情緒を存分に味湧うことが出来る。 アクセスはギリシャ本土のアテネを経由し、国内線で移動となるので、折角だからアテネに1泊をお勧めする。世界遺産の「アクロポリス」をぜひ訪れたい。 翌日国内線でコルフ島へ渡り大会のスタートゴール地点となるリゾートホテルをツアーでは確保。 他ツアーは殆ど「朝食のみ」か「食事なし」の設定だが、このツアーは唯一「3食込みで早割は10万円を切る格安価格!」。 ツアーコストは最もエコノミーなツアーの一つ。ただし、時期がゴールデンウィークとなるので航空券の価格高騰が非常に速く、費用を抑えたいなら出来るだけ前年度12月までには航空券を抑えたい。航空券さえ安く手配できれば、これほどコスパの良いツアーは無いと断言できます! ▽宿泊 ツアーの宿泊はスタートゴール地点のリゾートホテルで大会オフィシャルホテルとなり、4名迄宿泊できるバンガロータイプと、2名までのホテルタイプ、いずれもビーチ沿いにあり広々とした敷地内にはプールやスパ施設、ビリヤード、トレーニングジム、子供用の遊具などが揃っており、家族で楽しめるリゾートホテル。決してゴージャスではないですが、ファミリー向けの居心地の良い空間です。  ▽食事 このツアーには3食すべてが含まれており、ホテルのレストランでブッフェ式の食事がとれます。毎日メニューは変化がつけられており、ギリシャ料理も並びますので、毎日楽しむことが出来ますが、ついついおいしそうで食べすぎには注意。 ▽レースコース(110㎞) メインイベントの110㎞は、バスでスタート地点まで約1時間移動し、コルフ島の北西から、ゴールのメッソンギを目指して島を縦断するようなワンウェイレースです。 島のレースならでは「海と山の景色」を同時に楽しめるのが最大のポイント。スタッフの私が出場した2018年はあいにく若干曇り気味で、スタート直後に上るコルフ島最高峰の山頂がガスってしまい、あまり景色を見ることが出来なかったのですが、快晴ならイオニア海とコルフの旧市街、そしてギリシャ本島迄望む、それは美しい景色が見られます。 私自身も時々雲の切れ間から見える絶景に感動しながら進みました。  海辺の小さな港町からスタートし、1.5㎞ぐらいですぐにトレイルに入り、一気に約600mまで登り続けます。全コース中最も長いのぼりが最初の登りとなり、山頂に近づくと4区が走れるダブルトラックで比較的緩やかになります。 高い木がほとんどない為見通しが良く、晴天なら素晴らしいパノラマを楽しめます。普段ほとんど人が入らないエリアをコースとしているため、ふみ跡やトレースは非常に少なく、マーキングを見失わないように進む必要があります。岩に黄色のペイントがあり、それもコースマーキングです。 下り区間は一部かなりわかりづらいところがありましたが、よく見て行けば大丈夫です。  山を下るとギリシャ独特のとても素朴で歴史を感じる小さな村に入り、その中にエイドが設営されています。 コースはオリーブ畑の中を抜けたり、風情あるギリシャの村を抜けたり、絶壁のイオニア海の崖の上を通ったり、最も注意が日露だったのは中盤かなりの距離に渡り、海沿いの大きな岩がごろごろした岩渡のセクション。結構な波が岩にあたり、かなりスリリングで岩の隙間に落ちてしまうと体一つ分はすっぽり落ちてしまうような場所が無数にあり、ここはかなり神経を使ったが、同時に面白いセクションでもある。  ボリュームゾーンは夜間に通る場合があるので特に注意が必要だ。 このセクションがかなりの距離続く、1時間くらいはひたすら岩渡り 非常に走れる林道や、ロード区間も含まれるため、完走率は非常に高い。 ただし2019年現在はまだまだ非常に小さなアットホームな大会なので、あっという間に一人旅になり、単独走が得意な人向けだ。 標高500m足らずの低山が多いが、終盤頂上に白い鉄塔のある登りは非常に急峻であった。ストックにしがみつきかなり苦労して上った記憶が鮮明。 コースは500年以上前の古い建物の中を通過したり、工夫が凝らされていてオリジナリティにあふれた魅力的なコース。フランスやイタリアのレースともまた違った雰囲気。 エイドも規模はとても小さいが、お湯なども用意してあり、必要なものはそろっている。ただしパスタなどのホットミールが食べられるエイドは限られているので、大エイドではしっかり補給したい。エイド間は約10~15㎞であまり水切れの心配もない。 ただ、快晴になった場合はかなり暑くなるため、用心が必要だ。 ゴールは宿泊している大会オフィシャルホテルの敷地内だから、ボロボロになってもすぐに部屋に帰れるのもとても便利。仲間のゴールを迎えるのもロスタイムが少なく迎えやすい。 キッズレースやショートコースのレースカテゴリーもあるので、家族全員で異国ギリシャの地を走る旅もおすすめです! 小さな規模のアットホームなレースですが、主催者のモチベーションは非常に高く、参加賞Tシャツに木製のフィニッシャーズメダル、フィニッシャーズベスト、木製の盾など豪華賞品も沢山! 2019大会ではスタッフの私は運よく年代別1位となり、木製の盾を頂きました!そして初めての日本からの参加者として、ツアーのご参加者皆さんに「チームジャパン特別賞」として盾を頂きました! ▽観光   まだ日本でほとんど知られていない「コルフ島」は、あの宮崎駿アニメ「風の谷のナウシカ」のモデルとなった「ナウシカアー女王」が住んでいた島として有名だ。 確かにコルフ旧市街にある要塞や街並みはどことなくナウシカに出てくる要塞や村に似た雰囲気をもっている。 コルフ旧市街の象徴「旧要塞遺跡」からコルフ旧市街とイオニア海を望む コルフ旧市街にて、元UTWT総合優勝、UTMF優勝のジェディミナス・グリニウス選手と コルフ旧市街は石畳の細い路地が迷路のように入り組んだ、中世の建造物が多く残る歴史ある街並みです。 ヴェネツィア共和国時代から重要な地位であったコルフは、たくさんの城を持っている城塞都市カストロポリスとしても有名。 この旧市街は2007年に「世界文化遺産」として登録されました。 コルフ旧市街から30分ほどの場所に絶世の美女と言い伝えられる 19世紀初頭のオーストリア王妃エリザベートの夏の別荘として建築された、イオニア海を望む高台にそびえる「アリヒオン宮殿」はその景色と美しい内装はコルフ島筆頭の観光地。ツアーでもオプショナルプログラムで訪れることが出来ます。 アリヒオン宮殿 カノニ島には小さな白壁の教会 レース後も延泊が可能なら、離島のAntipaxos島へのクルーズがおすすめ! 船上ではギリシャ民謡のコンサートやダンスが披露され、海の透明度が素晴らしいAntipaxos島に上陸。 小さな小さな島だが、散策したり海辺のレストランでギリシャ料理を楽しんだり、ジェラートをたべたり、ゆっくりとして時の流れと美しい海を堪能できる。 ツアーでもこちらのクルーズオプショナルがリーズナブルに予約できます。 美しいAntipaxos島 >>コルフマウンテントレイル オフィシャル参加ツアーはこちら >> 大会ムービー ******************************** 【5月】 5月中旬 中国 万里の長城マラソン☆ ▽カテゴリー: 42.195㎞☆(フルマラソン), ハーフマラソン,8.5km ▽開催国:   中国 点心 ▽ツアー期間: 5日間~7日間 ▽コスト:   エコノミー ▽気候:    温暖 15~30度 ▽特徴  世界最大の人口建築物と言われる「万里の長城」を走る「世界で最も険しいマラソン」と呼ばれる万里の長城マラソン。 北京から約150㎞離れた天津に位置する黄崖堰という長城を舞台として毎年5月中旬に開催されます。 コースは前半と、後半の約8㎞の区間が万里の長城の砦を走り、その他の区間は、風情ある田舎の農村や、山村地帯を通ります。 この大会はデンマークの主催者で、欧米から毎回約3000人の参加者が世界から集まります。 スタート直後は約3㎞のロードの峠道を登り、頂上から万里の長城セクションに入ります。これは渋滞回避の為集団を引き延ばしてから出来るだけスムーズに長城に入れるように設定されています。 いよいよ頂上に入ると、そこには絶景が待っています。 まるで龍の背中のように山の稜線にそびえる万里の長城と、美しい山々を一望しながら走ります。 ロングプランでは、2日前に試走ツアーが含まれていますので、この長城区間をゆっくりと試走しながら通過することが出来ます。 なので写真撮影などはその時にゆっくり行えます。 コースは激しくアップダウンしていますので、当然走れないような急こう配の階段も沢山出てきます。 階段の段差は非常に大きなところもあれば、急に細かい段差の階段もあり、躓いて転倒しないように注意する必要があります 登りの急こう配は、こうして四つん這いでハイハイしたほうが足へのダメージが軽減されるので、あえてなりふり構わずハイハイしました。(笑) コースは前半の約4㎞の長城区間を終えると、再びスタート地点を通過して、今度はのどかな農村地帯を抜ける比較的フラットなコースに入ります。 しかしここも多くが砂利道や土の道なので、なかなかタフです。 この農村地帯には多くの現地住民が応援に来てくれて、めったに見られない世界中のランナーたちを一生懸命応援してくれます。 この農村コースには昔懐かしい景色が残っており、個人的にもとても好きなセクションです。 子供たちがたくさんハイタッチを求めてきますから、ぜひ応援に答えてあげてください! 水エイドは約2㎞お気に設置されているので、基本水を持たなくても大丈夫な設定ではありますが、スタートして1時間もするとかなり熱くなってきます。非常に強い日差しがあり、日焼け止めは必需です。 折り返し地点周辺は、果樹園の中を通る山を越えます。個々の登りはなかなか厳しく、消耗します。 毎年暑さで脱水となり、足攣りを起こすランナーが多くいますので、十分な水分と塩分補給は重要です。 折り返しの厳しい山を越えて下ると、もう一度短いですが急峻な登りを登り返します。その後、果物畑の中のトレイルを下り最初に通った農村へ向かってゆきます。 そして2回目にスタート地点に戻ると、今度は最初に通過した時とは逆方向から「万里の長城」を登ってゆきます。こちらは基本登り基調となる為、非常にきついです! 後半の万里の長城は殆ど上り基調!最後の難関です! 写真はスタッフの私が参加した時のもの。表彰台を狙い、前を追いかけましたが、2016年4位に甘んじました。。 この2回目の登りは「フルマラソン」カテゴリーのみ通過します。この4㎞の長城さえ乗り切れば後はロードの下り坂です。 もうこの後半の長城は、なりふり構わずハイハイしまくりです。ですがゴールも着実に近づいてきますので、最後長城区間を抜けたときの安ど感は大きいです。 あとはスタート直後に上ってきた峠道をひたすら掛け下ります。 とても長く感じますが、基本下り貴重ですので、気合でゴールを目指します。 そして最後三度スタート地点に戻ると、栄光のゴールです! 世界で最も険しいマラソンをフィニッシュ! 世界中のランナーや応援の方々が迎えてくれるゴールは格別です!! 2017年はサロモンの反中選手も参加し4位、スタッフの私が7位でゴール、ツアーの皆さんも全員見事完走! 優勝選手はなんとTDS2019優勝の選手でした。 【観光】 ツアーではご到着時は北京市内の3~4つ星ホテルにご宿泊となります。 なんといっても外せないのは「世界遺産」「紫禁城・故宮」でしょう。 明、清時代から490年間、24人の皇帝の住居となった「紫禁城」は皇居の約3倍、72万m2 の広大な敷地の中に約9000の部屋を持つ複数の宮殿から成り立っています。そのスケールの大きさ、装飾の美しさは必見です。 日本語のオーディオガイドを使用して歴史や内部の詳細を学ぶことも可能です。 5月中旬でも日中は非常に熱くなり、日影がありませんので、十分な水分や軽食を持参することをお勧めします。 そして、呼吸に隣接する北京の原宿ともいわれる「王府井ワンフージン」もぜひ訪れたい場所です。 ワンフージンには所狭しと様々な屋台や出店が並び、活気であふれています。 お土産や、屋台フードを楽しむにはもってこいの場所です。値引き交渉も重要です。 中にはサソリの串焼きや、虫のから揚げなんかも売っていて、インスタ映え間違いないスポットです。 故宮やワンフージンはいずれもツアーのホテルから徒歩圏内か、タクシー等で10分程度でアクセスできますので、北京滞在中は是非行ってみましょう! 【ツアーホテル】 北京の宿泊はプランによって3つ星から4つ星の複数のホテルから振り分けられるため、原則度のホテルになるかを指定できませんが、デラックスホテルプランの皆さんは、大会前後の宿泊は天津の豪華なマリオットホテルです。 2016年にオープンしたばかりのマリオット本当にゴージャスで、ここに泊まれるだけでもリゾート気分を味わえます。 屋内プールやバーなどもあり、広々として部屋は快適そのものです。 >> 万里の長城マラソン参加ツアーはこちら >> 万里の長城マラソン2017 ムービー ******************************** 【5月】 5月下旬~6月上旬 ニューカレドニア ウルトラトレイルニューカレドニア ☆☆☆ ▽カテゴリー: 135㎞☆☆☆(ITRA5ポイント), 70km☆☆, 30km,18km,8㎞ ▽開催国:   フランス領 ニューカレドニア ▽ツアー期間: 5日間~7日間 ▽コスト:   エコノミー ☆フライトが安い!! 7~10万円(直行便 2019、20年参考価格) ▽気候:    温暖 15~27度 ▽特徴  「天国に一番近い島」と呼ばれ、その美しい海とビーチでハネムーンのメッカとしても有名なニューカレドニア。 「日本から最も近いフランス」とも形容され、Air Calin直行便で約8時間で到着できる。時差も+2時間と少ない為、移動疲れや時差ぼけもなく快適だ。 レースはグランドテール島(ニューカレドニア本島)のヌメアから、約1時間ほど南下したモンドールという湧き水で有名な海辺の町を中心とした南部の山々を抜けるコースだ。 スタートはビーチサイドで、スタート直後は海辺を波の音とともに駆け抜ける。そして最初に一番大きな山のMont d'Orを超えてゆきます。 ニューカレドニアには、ここにしかない独自の植生が多く、日本や欧州の山々とは全く異なる植物の茂森の中をぬけ、低山ながら非常に高度感のある海まで見渡せる非常に景色の良い稜線を何度も抜けていきます。 トレイルは、鉱山特有の赤土で、ウェットになると非常にスリッピーなのが特徴で、地元の選手は履き古した「靴下」を携帯しています。晴天時はそれほどでもないですが、ひとたび小雨が降ると場所によっては路面が劇的に滑ります。そのためシューズの上から古い靴下をはくと、布地が水分を吸い上げて赤土のスリッピーな路面でも食いつくのです。これは他の様々な国のレースでも未経験のテクニックでした。 多くの渡渉もあり、かけ水には苦労しません。ちなみにエイドも比較的多く、6~15㎞ごとにエイドがあります。 日中はやや蒸し暑く、快晴の場合はかなりの暑さ対策、水分補給が重要になってきます。2019年はちょうどよい薄曇りで、厚さはそれほどひどくなかったように記憶しています。 夜は決行冷え込み、長袖、レインウェアは必要で、特に稜線は強風が吹く場所があり、気温より寒く感じるセクションが多々あります。 トレイル率が劇的に高く、殆どロードはありません。しかし4輪駆動車や、鉱山の採掘車両が使用するようなダブルトラックは比較的多く全体的に走りやすいセクション率は高いですが、ところどころ非常にテクニカルな細いシングルも盛り込まれており、前半の一部では腕を使って登るような急登もあり、非常にチャレンジングなコースです。 標高の高い山は一切ありませんが、ほとんど標高ゼロからの登りアプローチが多い為、プロフィールで見るよりコースはきついです。 135㎞はトータル13の山を越えるため、何度も何度も300~500mの登りを繰り返すため、かなりタフです。 コースの雰囲気は南の島という事もあり、レユニオンのコースに似ており、海と南国の植物が美しいトロピカルな印象です。 コース試走時に大会コースから撮影 今回ハネムーンとしてご参加いただいたご夫婦の2名様は一緒に70㎞に挑戦。奥様は初めてのナイトランにも挑戦され、旦那様の完璧なエスコートで、見事2人一緒にゴールイン!大会から祝福の特別賞が授与されました! 特別賞を授与されるお二人! 表彰式の後には、大会主催者の皆さんと一緒にカレドニアンディナーを頂き、打ち上げパーティーを行いました! 女子総合3位の丹羽薫選手や、男子総合4位と大健闘した竹内さんも走りはニューカレドニアのランナーにも高く評価されました。 現地の方々との交流もトレイルツアーの魅力の一つ 【観光】 5月6月はニューカレドニアは冬の季節となり、暑すぎず過ごしやすい気温です。 この時期はオフシーズンの為、例年非常に航空券が安く取ることが出来る時期で、経済的に海外レースを走りたい方にはお勧めの時期です。 2019年も最安値7万円弱で往復直行便がとれる時期がありました。 しかしながら、オフシーズンというだけあって、天候は若干不安定です。1日中雨が降ることはごく稀ですが、1日の中で必ず曇ったり小雨が降る時間があります。ですのでうまく晴れ間と雨天時を見極めて観光をするとよいでしょう。 ツアーのホテルはヌメアのリゾートビーチエリア「アンスバタ」地区にあり、ここからはカナール島、メートル島へのタクシーボートに乗ることが出来ます。最もお手軽にリゾートを楽しめるのはカナール島で、アンスバタからも見える小さな島です。 ここにはカフェバーやトイレも完備されており、タクシーボートで2分ほどで到着するので、晴れ間が出たらすぐにアクセスできるのが魅力です。 非常に多くの熱帯魚やサンゴの保護区でもあり、とてもきれいなスノーケリングコースがあります。 そしてヌメアエリアで最も人気のアクティヴィティは「アメデ灯台クルーズ」です。 ヌメア港からアメデ島まで約45分かけてクルーズし、船上ではカレドニアンミュージックのライブなどが行われ、リゾート気分満点です。 アメデ島ではグラスボートツアーやスノーケリング、パレオの着方講習、そしてカレドニアンブッフェランチなど、すべてが含まれるパッケージツアーです。 アメデ島を訪れた丹羽薫選手とご家族、仲間の皆さん! 沖合のアメデ島はヌメアが雨天でも晴れていることがとても多いです。 丹羽さんご家族の時は、アメデ島クルーズ船が急遽メンテナンスの為、運行が無くなってしまいましたが、チャーターボートを手配し、皆さんでアメデ島でスノーケリングしたり、ピクニックランチをしたりして楽しんでいただきました。 その他もちろんダイビングスポットも沢山あり、丹羽薫選手はレース後ダイビングに参加、「とってもきれいでした!」と感動していました。 チャーターボートでもアメデ島に行くことが出来ます! 天気が悪い時には、ヌメア市内観光スポットを回ってくれる汽車型の観光バス「チューチュートレイン」や、ヌメア港にある「マルシェ」もお勧めです。 ヌメア市内はリゾート地という事もあり、物価はなかなか高いです。日本よりだいぶ高いと思っていただいて間違いありません。 ツアーのホテルはミニキッチンや電子レンジなどが設置されていますので、簡単な自炊も可能です。 そんな時はこのマルシェでカレドニアの新鮮な野菜やお魚などを購入して、時にはホテルで調理して食べるのもお勧めです。 大きなパパイヤやマンゴは日本では手に入れられない価格で安く買えます。 【オプショナルツアー】 折角ニューカレドニアに来たのならば、ヌメアだけでなく他の地域や島も見に行きたいですよね!  世界的に有名な景勝地のビーチリゾート「イルデパン」や「リフー島」は厳重な管理をされており、不必要な観光開発を制限しているため、いまでも非常に美しい状態を保っています。 これらの島にはヌメア郊外の空港からフライトで行くことが出来ます。 天国に一番近い島とよばれたのは、このイルデパン島がきっかけ イルデパンには最短でも早朝出発し夜戻る日帰りツアーが必要となります。出来れば1泊出来るとより良いですが、この時期若干天候が不安定という事もあり、うまく良い天気の日に行けるとベストです。 【世界遺産のラグーン『ブーライユ』】 そしてフィールズオンアースが一押しのオプショナルは「世界遺産に登録されているブーライユ、シェラトンブーライユのご延泊」がおすすめです。 ヌメアから約160㎞北上した自然豊かな小さな町ブーライユの郊外にあるシェラトンブーライユは、気をふんだんに使用し現地の自然に溶け込む素晴しいホテルです。 >> Tue, 24 Mar 2020 12:45:55 +0900 海外トレイル大会カタログ① 1月~4月 http:///blog/item/12931.html http:///blog/item/12931.html  今年こそは海外レースに挑戦してみたい! でもどんなレースから始めたらよい? 治安は?コースの難易度は? 全体の費用はどれくらい? 初めての海外レース挑戦にはだれでも不安はつきものです。 そんな皆さんの為に、フィールズオンアースのツアーでご案内している大会の特徴や難易度、費用感などをご紹介する 「海外トレイル大会カタログ① 1~4月」をご案内します。 【コース難易度】 5段階評価 ☆  イージー(比較的累積標高も少なく高完走率) ☆☆ ややイージー(高完走率で走りやすい) ☆☆☆ ノーマル(バランスの取れたコース、中完走率) ☆☆☆☆ ハイレベル(厳しいコース、累積標高も多く中、上級者向け) ☆☆☆☆☆ 超ハイレベル(最難関クラス、完走率50%未満、上級者向け) ******************************** 【1月】 1月上旬 香港 「ウルトラトレイルタイモーシャン」☆☆☆ ▽カテゴリー: 165㎞ UTMT, 112km TTF, 50km YTF ▽開催国:   香港 ▽ツアー期間: 5日間 ▽コスト:   エコノミー ▽気候:    温暖 10~25度 ▽特徴: 例年1月の年明け最初の週末に開催される世界で最も早く開催されるウルトラトレイル。香港は冬の時期がトレイルシーズンで12月から3月が香港トレイルシーズン。 コースは前半は遊歩道や里山トレイルつなぎ、何度も街の中を通過しながら進む変化のあるコース。香港名物「階段」はもちろん沢山出てきます。  エイドには北京ダック(正式にはグース)や中華風スープ、カップラーメンなど日本人にも食べやすい補給食もあり、毎年年末年始の休みを利用して参加する日本人選手も多数。 すべてのカテゴリーが同じコースの短縮コースで、共通して通過するラスト60㎞が非常に厳しいレイアウト。低山のみながら100マイルで9000mオーバーの累積標高からもわかるように、決してイージーなコースではない。  また日中の暑さもこの時期冬の日本からの参加者にはきつく、十分な水分補給と抑えめのペース配分を誤るとリタイヤに追い込まれる選手も少なくない。112㎞も十二分にチャレンジングなコースなので、まだ100マイル未経験者には112㎞TTFがおすすめ。すでに100マイル完走経験者には100マイルに挑戦してみてほしい。 後半50㎞からのの4つの大きな山が勝負所だが、非常に見晴らしの良い稜線を進み続け、とても高度感があり、夜には香港の美しい夜景が見れたり、日本とは全く違う景色にリピーターも大変多いレース。規模感はアットホームだが、オーガナイズは良好。ただ多くの町中でマーキングを見失うことがあるので、市街地通過時には注意が必要。  ▽アフター、観光: 年始レースのUTMTでは恒例となる初詣。由緒ある香港の寺院をめぐり良い1年を祈ります。タイモーシャンのジンクスとして「UTMTを走って初詣をすると超高確率で「UTMB」に当選する!」というジンクスは2020年も健在!  知らなければ絶対見つけられない隠れ家的トレイルショップにもご案内。この時期セール中の香港では日本より2~3割安い掘り出し物も多々ゲットされます! 「レース後の飲茶ランチは最高!」 >> ウルトラトレイルタイモーシャンのツアーはこちら >> ウルトラトレイルタイモーシャン お客様ご旅行記① お客様ご旅行記② >> ウルトラトレイルタイモーシャン動画   ******************************** 1月中旬 香港 「Vibram香港100」UTWT ☆☆ ▽カテゴリー: 105㎞、50㎞ ▽開催国:   香港 ▽ツアー期間: 4日間 ▽コスト:   エコノミー ▽気候:    温暖 10~25度 ▽特徴: 香港唯一のウルトラトレイルワールドツアー「シリーズ」の第1戦、UTWT開幕戦の為、世界からトップ選手が集まる、香港で最もメジャーなレース。その為人気もダントツで、一般エントリーは日本人選手もなかなか当たりません。フィールズオンアースのツアーでは「ツアー専用エントリー枠」を確保しているので、「ツアーご参加者は必ず大会に出場」出来ます。(エントリーだけは売ってません) ツアーも毎年発表後すぐに完売となりますので、絶対参加したい!という方は先行ご予約をお勧めしています。 人気の大会だけあって、オーガナイズは素晴らしく香港のボーイスカウト、ガールスカウトの子供たちが本当に一生懸命エイドボランティアをしてくれます。こうしたエイドスタッフとの触れ合いも魅力の一つ。コースは前半はフラット基調で何度もきれいな砂浜や海を眺めながらの気持ちよいトレイルで、走れる区間が非常に多いのが特徴。しかしコースは後半になればなるほど山が険しくなるため、前半の飛ばしすぎは後半の失速を招くため、前半のペース配分が大切です。 エイドにはお粥やみそ汁、酢飯など日本人にも食べやすい補給食も多く充実しています。 「現地のボーイスカウト、ガールスカウトの子供たちが一生懸命やってくれるエイドも魅力」 中盤以降は激しくアップダウンするコースに代わり、長い長いロードの上り坂には猿がたくさん出没します。CP8のシンムンダムからがこのレースの核心部「針山」そして香港最高峰の「タイモーシャン」となります。最も標高が高いのはラストのタイモーシャンですが、本当に一番きついのは急な階段が延々と続く「針山」です。針山さえ超えてしまえばタイモーシャンはだいぶイージーで完走は手に入れたも同然。 「コース中盤に香港100万ドルの夜景を見ながら進むトレイルがこのコースのハイライト」 16時間以内の完走はゴールドトロフィー、20時間以内がシルバー、24時間以内ブロンズトロフィー、そしてかっこいいデザインの長袖フィニッシャーズパーカーもとても人気です。  「目指せゴールドトロフィー&フィニッシャーズパーカー!」 短い期間で参加出来て、プライスも最もエコノミーな部類の「Vibram香港100」ツアーは、「海外レースデビューに最適」なレースです。 ▽アフター、観光: 毎年旧正月に近い時期に開催される当大会、香港全体も旧正月ムードで華やかです。こちらのツアーでも恒例の初詣、由緒ある香港寺院を回り、九龍の中心地「女人街」やトレイルショップでのショッピングをご案内!セール期間真っ最中なので、掘り出し物多数! ツアーホテル近くで、香港料理のお正月フルコースで盛大に新年をお祝いします! 香港の歴史ある寺院「ウォンタイシン」をお参り、縁結びの神様が有名! トレイルショップツアーでは旧正月セールで最新モデルも激安!? >> Vibram香港100参加ツアーはこちら >> Vibram香港100 お客様ご旅行記はこちら >> Vibram香港100 動画 ******************************** 1月下旬 香港 「The 9 Dragons」☆☆☆ ~ ☆☆☆☆ ▽カテゴリー: 50Miles & 50km( 2ステージ)☆☆☆☆、50miles(約90㎞)☆☆☆、50㎞☆ ▽開催国:   香港 ▽ツアー期間: 4日間 ▽コスト:   エコノミー ▽気候:    温暖 10~25度 ▽特徴: 例年1月末から2月頭にかけて開催される2ステージのステージレース。日本にはほとんどない形式の2ステージ両方に挑戦する「フィフティ・フィフティ」と呼ばれる50マイル(約90㎞)+50㎞のレースは合計約140㎞でITRA6ポイント対象。 香港の中でも1,2位を争う厳しいコースレイアウトと初日の50マイルは関門が厳しいことで有名。完走率は60%未満となかなか厳しい。 特にコースのラスボス「八連山」はまさしく龍の背中のように見渡す限り続く8つの激しい階段のアップダウンは、メンタルを崩壊させます。 標高は低いが高度感があり見晴らしの良い香港トレイル これまでHOKAがメインスポンサーとして、かっこいいキャップや数々のイケてる参加賞もこの大会の魅力の一つ。 UTMBやUTMFの100マイルレースで上位20%を狙うようなランナーには最適の大会。 100マイルを1回で走るよりもその後の疲労回復も早く、まだ雪で走れるエリアの少ない日本から、冬の合宿気分で参加するのには最高のレースです。 ゴール後には冷えたビールが飲み放題! 第2ステージの50㎞ゴール後にはボランティアの方が用意してくれる名物ハンバーガーとビールが最高です! 2018年大瀬和文選手が劇的な逆転勝利! 2018年にはフランスのトップランナー「ジュリアンショリエ選手」と日本の大瀬和文選手が激闘を繰り広げ、50㎞で大瀬選手が劇的な大逆転で優勝したレースです。 世界のトップランナーのジュリアンショリエ選手と1対1のガチバトルは見ごたえがありました コースは厳しいながらとてもよく考えられたレイアウトで、トレイルランナーのツボを押さえた魅力的なコース。テクニカルな岩場や、絶景のやせ尾根、スカイランニング的なテイストを何度も味わえる絶景トレイルの連続で、すべてのレースを走ったスタッフの私も、香港全レースの中でもとても濃い内容の絶景コースと思っています。  2ステージ完走はまだ。。。という方は50マイルのみ、50㎞のみのエントリーも可能なので、海外レース初挑戦の方にも楽しめます。50㎞もなかなかのコースレイアウトですから、十分に香港トレイルを満喫できる内容の濃い50㎞を楽しめるはずです。 万が一フィフティフィフティの1日目で出し切ってしまって、2ステージ目をDNSしても最初の90㎞の3ポイントはゲットできる嬉しいシステムです。 ▽アフター、観光: 香港100万ドルの夜景を望む、ビクトリアピークや、ハーバークルーズなどが楽しめます。もちろん香港トレイルショップ訪問も可能。過酷なレース後の香港飲茶は最高です! >> The 9 Dragonsのツアーはこちら >> The 9 Dragons 動画 2019大会 ******************************** 2月上旬 ニュージーランド「Tarawera Ultra Marathon」 UTWT ☆~☆☆ ▽カテゴリー: 100マイル☆☆、102㎞☆、50㎞、21㎞、キッズ ▽開催国:   ニュージーランド ▽ツアー期間: 6~7日間 ▽コスト:   ノーマル・エコノミー ▽気候:    温暖 7~25度 ▽特徴: ウルトラトレイルワールドツアー「シリーズ」の第2戦、ニュージーランドのロトルアで開催されます。ニュージーランドは日本との時差も4時間と少なく、時差ぼけの心配もあまりありません。 コースはウルトラトレイルとしてはかなりフラットな部類となり、UTWTの中でも最もスピードコースの一つです。 ニュージーランド独特の植生や間欠泉の湧き出る温泉地などをコースに取り入れながらも、走りやすく非常に完走率の高いレースで、ITRAポイント獲得、海外レースデビューには最適です。 2020ツアーもなんと完走率100%!!  カテゴリーも4つの距離があり、ご家族やレベルの違う仲間どうしてそれぞれ違う距離のレースに出ても楽しめます。 UTWTの指定レースは「102㎞のTarawera Ultra Marathon」で招待選手や強豪選手の多くは102㎞に出場します。コースレコードはジム・ワムスレーの7時間23分!! という驚異的レコード。  スタート時にはニュージーランドの伝統儀式「ハカ」のパフォーマンスなどもあり、また2020年はロトルアの間欠泉「テプイア」前をスタートとするなどニュージーランドの自然を楽しめる工夫が凝らされています。 ツアーではゴールから徒歩圏内のキッチン付きモーテルをご手配し、大きなショッピングモールもすぐ近くで食材の買い出しやお土産のショッピングにも便利です。  UTWTのシリーズ大会は、UTWTの中でも最も多くの「ストーン」(UTMBエントリーのアドバンテージとなるポイント)を獲得できるため、将来的にUTMB参加を目指す方には、よりおすすめの大会となります。 ▽アフター、観光: 水陸両用バスでめぐるロトルア市内&湖クルーズのツアーや、Wai o Tapの間欠泉をめぐるツアー、名物シープショー、映画の撮影でも使用されるボビット村パークのツアー(予約必需)など、様々なオプショナルツアーを楽しむことが出来ます。   >> ニュージーランド「Tarawera Ultra Marathon」参加ツアー はこちらから >> タラウェラウルトラマラソン、お客様ご旅行記はこちら >> タラウェラウルトラマラソン2019 ハイライト動画 ******************************** 2月下旬~3月 香港 トランスランタオ ☆☆☆ ▽カテゴリー: 100㎞、50㎞、25㎞  ▽開催国:   香港 ▽ツアー期間: 4~5日間 ▽コスト:   エコノミー ▽気候:    温暖 15~28度 ▽特徴:  香港3大レースのひとつ「トランスランタオ」は香港の中でも最も多く自然が残り人口密度の低い「ランタオ島」で開催されるレース。 2月下旬は香港の冬の終わりに近づき、気温も上がり始めるためこのレースは日中の気温の高さと、夜の霧がレースの難易度を上げます。 コースはランタオ島にそびえる2大ピーク「ランタオピーク」と「サンセットピーク」を前半と後半でアタックする、香港トレイルの中でも難易度高め、トレイル率高めのコースです。  1月のUTMTやVibramに比べると市街地の通過が少なく、素朴な自然の中のトレイルが多いコース。 海の景色を眺めながら進むコースは変化に富んでいて楽しめます。 中間エイドの後には昔ながらの姿を残す漁村の路地を抜け、とても昔懐かしい風景に出会います。 ランタオ島名物のゴンピンの大仏のすぐ横をコースが通るので、ちょっと立ち寄って大仏を見て行ってもよいかもしれません。 日中の気温が1月の大会よりも高くなるため、コースの難易度より気温差によるレース難易度が上がる大会です。 2019年はフランスのトップ選手「アントワン・ギヨーム選手」とサロモンの大瀬和文選手が激闘の末、同着ゴール!しかしアントワン選手がミスコースにより大瀬選手が優勝となった大会です。 世界のアントワン・ギヨン選手と同着優勝ゴールの大瀬和文選手 コースの難関は前半はランタオピークの急登と、恐ろしく段差の大きい下りの石段、そして後半の海沿いを延々と走ってからの急な階段からのアプローチ、そして終盤のサンセットピークになります。  累積標高こそそこまで大きくないものの、多くのウルトラトレイルを経験している香港のトップ選手もトランスランタオのゴールでは倒れこむ選手が多数います。  蒸し暑さから脱水になる選手も多く、十分な水分、塩分補給が不可欠の大会です。 ツアーでは香港のビクトリアピークや泥棒市場通りに近いセントラルに宿泊し、香港名物の昔懐かしい路面電車とフェリーに乗ってスタート地点へ移動します。UTMFやUTMBに向けた準備レースとしても最適なレースです。 ▽アフター、観光:香港レースの中でも唯一別の島ランタオ島で開催される当ツアーでは、  おいしい青島ビールと、香港料理フルコースでリカバリ! 打ち上げの前には、ホテルから徒歩で文武両道の神様「文武廟」や骨董市場、香港ミルクティー発祥の屋台などをめぐるウォーキングツアーも楽しめます。 学問の神様「文武廟」 >> 香港 トランスランタオ参加ツアーはこちら >> トランスランタオ動画 ******************************** 4月中旬 クロアチア 100Miles of Istria(100マイル オブ・イストリア)UTWT ☆☆ ▽カテゴリー: Red160㎞ ☆☆、Blue128㎞☆、Green67㎞、Yellow41㎞、White20㎞、キッズ ▽開催国:   クロアチア ▽ツアー期間: 5-6日間 ▽コスト:   ノーマル ▽気候:    冷涼 5~20度 ▽特徴:  ウルトラトレイルワールドツアー(UTWT)PROの1戦でクロアチア最大規模を誇る。イタリアのヴェネツィアからのアクセスが良く、ヴェネツィアからアプローチする為、前泊や後泊で世界遺産のヴェネツィア観光もお勧め。  クロアチアは隠れたグルメ大国と言われ、町はずれにひっっそりとたたずむ個人経営の「KONOBA(レストラン)」が絶品ぞろい! 特に、イタリアとここイストリアでしか世界で取れないと言われている白トリュフ、黒トリュフが名物で、日本よりはるかに廉価に本場のトリュフ料理を食べることが出来る。 熟成肉とトリュフソースのステーキは絶品! このグルメだけでも、この地を訪れる価値があります。 大会はスタートとゴールが異なる「ワンウェイレース」、スタート地点にはシャトルバスで移動。 前半はアドリア海を望む非常に高度感のある、遥か遠くまで見渡せるイストリアの稜線を進み、晴天ならば50㎞地点の最高点の山まで見渡すことが出来ます。日本の山に近い黒土の柔らかいふかふかトレイルが多く、危険な個所も少ない為、初めての100マイル挑戦や、初めての海外100マイルデビューには最適のレースと言えます。 100マイルは累積6390mと比較的アップダウンも少なく、完走率は非常に高い。 唯一中間ドロップバックエイドのある「Buzet」の街に下るルートだけがかなりテクニカル。ここだけ注意していければ、あとは危険個所はほぼ無い。 2018,19年大会はマーキングも非常に多く、ロストリスクも非常に低い。 Buzetを通過してからは川沿いの堤防や、林道、ロードをつなぎながらイストリアに古くから言い伝えられる「巨人が作った町」を巡る旅となる。 巨人伝説の街「Motovun」 その昔、巨人が小石を投げて街を作ったという伝説が残る、小さな丘のてっぺんに造られた街は、文化遺産としても登録され 「世界一ちいさな町」として「ギネスブック登録」されている「HUM」や「Motovun」といったかわいらしい中世の街並みを抜けていくコースは他のトレイルレースとは異なる、クロアチアならではの面白いルート。 大抵のレースは、山から街におりてきてエイドがあるが、このレースは丘の上にある街に上るとそこにエイドがある。 Motovunの街へ上る、トップ争いの大瀬選手と2位のグレゴワール(2019レユニオン優勝) 100㎞以降は大きな400m高低差のある登りはなく、こうした巨人の街の丘を次々に越えていくコースとなる。 最後のBujeエイドを過ぎればゴールのUmagまで約13㎞はほぼフラットなので、ほぼ完走を手に入れたも同然!アドリア海の海辺の街Umagへゴールする。 40㎞、20㎞、キッズレースもあり、家族全員で楽しむことも可能。 ▽アフター、観光:ツアーではコース視察を兼ねたレース前ツアーで「ギネス登録、世界一小さな町『HUM』」~中間エイドの「Buzet」に立ち寄り、「イストリアンブランデー酒造」を訪問。イストリア原産のブドウやフルーツ、ハーブで作られたブランデーは日本に未入荷の超レア商品。是非お土産にお勧め。そしてイストリアン「トリュフ」の工房に訪問し、様々なトリュフのテイスティングをします。本場トリュフの香り高さを是非体験してください。 そして巨人伝説の街「Motovun」や「Grojenjin」のレースコースを確認しつつ、中世の街をめぐります。 左から白トリュフ系のペースト、右に向けて黒トリュフ系のペーストをテイスティング フィールズオンアーススタッフの久保も、2018年大会に参加し100マイルを26時間台で総合38位完走。大変思い出深い、良い大会でした! 女性ランナーさんや、海外レース初挑戦にもとてもお勧めです。 >> クロアチア「100Miles Of Istria」ツアーはこちら >> お客様ご旅行記はこちら >> スタッフ参戦記はこちら >> クロアチア「100Miles Of Istria」動画 Tue, 17 Mar 2020 00:00:00 +0900 メドックマラソン ②エイドでの楽しみ http:///blog/item/12335.html http:///blog/item/12335.html 東京マラソンをはじめ、マラソン大会には各エイドにごとに食べ物や飲み物が置かれています。ドリンクはもちろんバナナやパンなどの軽食もありますが、ご当地特有の支給品があったりします。一風変わったものだと金沢マラソンではエイドにカレーが支給されたりすることもあります。エイドだけを見ても各マラソンに個性があることがわかりますね。 もちろんメドックマラソンも例外ではありません。仮装することが当たり前のこのレースは十分個性的ですが、各エイドで支給品も地元に根付いた個性的なものといえます。 メドックマラソンの舞台であるポーイヤック(Pauillac)はボルドーの北方約50km離れた、ジロンド川沿いの町です。古くからボルドーの外港として栄えました。ポーイヤックの町の紋章は帆船であることからも、この町は港町として海運で栄たことがわかりますね。 ポーイヤックはボルドー地方の中でもメドック地区に位置しています。メドック地方では質の良いブドウが取れ、上質なワインの生産地として知られています。メドックマラソンのメドックとはこの地方を指し、ランナーたちはブドウ畑とシャトーを巡りながら走ることになります。シャトーにもエイドが設けられており、そこで支給品を受け取ることができます。 ではシャトーとはいったい何なのでしょうか。本来「シャトー」とはフランス語でお城の意味ですが、ボルドー地方ではブドウの栽培から瓶詰作業までを一貫して行うワイン醸造所を指します。ボルドー地方のシャトーは歴史あるお城のような建物も多くあり、多くは見学することができます。 メドックマラソンではエイドがシャトー内に設置されているところもあり、ランナーたちはシャトー内で休憩をとることができます。そもそもマラソンの舞台であるポーイヤックには、有名なシャトーであるシャトー・ムートン・ロートシルトやシャトー・ラフィット・ロートシルトなど、約60のシャトーが軒を連ねています。 各エイドで振る舞われる支給品もボルドー地方に根付いたものと言えるでしょう。 メドックマラソンといえばまずはワイン!テイスティングの名のもとエイドでワインを飲むことができます。その他にもチーズやお肉の支給もあれば、メドックの近くにあるアルカションの特産品である牡蠣を食べることもできます。支給品をほおばりながら頑張って走ると最後、42km地点ではアイスが振る舞われ、ゴールを目指します。 メドックマラソンは町を挙げてのお祭りといってもいいでしょう。ただし、食べすぎ、飲みすぎには要注意。ついつい食べたり飲んだりしがちですが、お酒もご飯も楽しくほどほどに。 このツアーの詳細はこちら ➡ メドックマラソン参加ツアー Sat, 22 Feb 2020 00:00:00 +0900 メドックマラソン ①コスプレとマラソン http:///blog/item/12293.html http:///blog/item/12293.html 今年はコロナウィルスの影響で、大変残念ながら多くのマラソン大会が中止となりました。 ランナーであるフィールズオンアーススタッフも、大会に参加出来ませんでした。 そんな今年は、思い切って海外のマラソンに挑戦してみませんか? 大勢のランナーの中で目を引いたのがコスプレをした人たち。彼ら彼女らは今回レースとなったマラソンに華を添えました。しかし今回ご紹介するフランス・ボルドーのメドックマラソンはコスプレすることが必須!参加者が趣向を凝らした仮装をする中、どうやって目立つかも勝負の一つです!タイムもベスト、仮装もベストを尽くすようにしましょう。 メドックマラソンにはこんなランナーたちがたくさん! なおコスプレについては今年もテーマが決まっています。今年は「映画のように」映画をテーマとした仮装をしてメドックマラソンに挑戦してみませんか?? また弊社ツアーでは仮装コンテストを開催を予定しており、入賞者には景品もご用意しております。皆さんの自信作をお待ちしております!なおコスプレのコツは何かというと、(筆者の友人のコスプレイヤー曰く)何よりも「なりきる」ことと「恥ずかしがらない」ことです。立派な衣装や小物は必要ありません。人生において仮装する機会はそうは多くはないでしょう。大事なことは「なりたい自分になってみる」こと。ただし重たい衣装を着るとマラソンが苦しくなるのでこの点だけはご了承を。 このツアーの詳細はこちら ➡ メドックマラソン参加ツアー Fri, 21 Feb 2020 00:00:00 +0900 Andorra Ultra Trail Euforia 233km 20000mD+ http:///blog/item/12561.html http:///blog/item/12561.html いいのわたるです。 普段日記や家計簿を付けてるんですが何を思ったか今回はブログ調に書いてみることにしました。 フランスとスペインの国境にあるちっちゃな国、アンドラをぐるっと233km/累積20000mを 周る トレイルレースに丹羽薫選手とペアで出場してきました。 早速結果からいうと75時間42分で準優勝。総合は4位。 (走る足は残っていたので翌日は飛び入りで10km/累積750mに出走し1時間0分で4位) あれ?ブログって始めに結果言わないもんだっけ。ま、いいか。 75時間。つまり3日と3時間を走り続けるわけで、、、よくまぁ走ったもんだ。もし倒れたらやっぱり過労死とか言われるのだろうか。 もちろんレース中に寝るのも自由、何か食べるのも自由。ただ、その間も時間はカウントされているのでトップを狙うランナー達は色んなところを削るわけです。 例えば我々がレース中どのくらい寝たのか。8/2にさかいやスポーツで報告会があるのでそちらにお越しください。はい、宣伝とw 行動食もより持久力が続くような食べ物を選ぶし、ウェアなどの装備も変わりやすい天気に対応しつつ軽いものを選ぶ。実際にどのようなものを選んだか、8/2にさかいやスポーツで報告、、、ここでまたまた宣伝。 道中、笑いありケガあり迷いあり果てしなく続く山々を超えてきたけれど、進んでいれば必ずゴールにたどり着くと走り続け 2位でフィニッシュ。 今年はトップ層のレベルがあがり優勝は出来なかったけれど、男子ペアも含めた総合で4位なので健闘したと思います。 レース翌日は足のだるさはあるものの筋肉痛はなかったので10km/累積750mに参加。20歳くらいのランナーたちが後先考えず ガンガン飛ばして走るので必死でついて行き、久々にハァハァしつつ後半は粘り強さで4位。全身汗びっしょりでした。 自分の強さと弱さを発見したこのレース。次につなげたいと思います。 Fri, 26 Jul 2019 09:13:39 +0900 2019年ツールドフランス コース日程紹介 今年は熾烈な山岳コース! http:///blog/item/12211.html http:///blog/item/12211.html 2019年の7月6日から始まるツールドフランスの日程をご紹介します! 第106回、そしてマイヨ・ジョーヌ誕生100年を記念する今回のツールドフランスは、山岳色が強く、熾烈な闘いとなりそうです。 今回の特徴は、スプリンターが活躍する平坦ステージは7区間に対し、丘越えステージが5区間、そして山岳ステージが7区間あり、また山岳ステージのうち5区間が山頂ゴール地点となっているため、例年以上に山岳色が強くなっている点だといえましょう。 ピレネーの名峰 ツールマレー峠 また、山頂ゴールの内、ピレネー山岳である第14ステージのツールマレーが2115m、アルプス山岳の第19ステージのティーニュが2089m、第20ステージのヴァル・トランスが2365mとなっており、2000m級の山々を舞台としたレースが今回の見どころとなっています。もちろん数々の名勝負が繰り広げられたガリビエ峠(第18ステージ)も通過しますので、大会終盤は例年になく過酷なレースとなりそうです。 なお今年のレースコースは、はベルキーの首都ブリュッセルからスタートし、フランスの東側を南下しつつ、フランス南西部のピレネー山岳にアタックします。その後移動してアルプス山岳で激しい攻防を繰り広げた後、パリに戻るコースになっています。前回のレースと異なり、フランス西部のノルマンディー、ブルターニュ地方を通過しないことも、今年のツールドフランスが山岳色が強い要因の一つとなっています。 なお弊社では今年もピレネー、アルプス山岳ツアーを企画しております。ツールマレー観戦と周辺の街を巡るツアーと、ガリビエ峠とテーニュで選手を間近で観戦できるツアーをご用意しております。また、パリ・シャンゼリゼ通にてゴール間近で選手を観戦できるツアーもご用意しております。 ツアー全体の概要はこちら➡ 7/15-31ツール・ド・フランス観戦ツアー ピレネー、アルプス、パリ観戦 ツールマレー観戦と世界遺産の街アルビ、聖地ルルドなどを巡るツアーはこちら➡① 7/15(16)-21(22) ピレネー山岳ハイライト ニームやポン・デュ・ガールを巡り、ガリビエ峠とティーニュで選手を間近で観戦できるツアーはこちら➡② 7/21(22)-28 アルプス山岳ハイライト シャンゼリゼ通りでゴールする選手を間近で観戦できるツアーはこちら➡③ 7/27-29 パリ・シャンゼリゼVIP席観戦 クリテリウムを観戦するツアーはこちら➡④ 7/29-31 クリテリウム・アプレツール観戦 クリテリウムアプレツールでは、現在大活躍ミラノサンレモ、ストラデビアンケ優勝のアラフィリップ選手と記念撮影もゲット! 例年以上に過酷なレースになると予想される今回のツールドフランス。選手たちの熱い闘いを、間近で観戦しませんか。 2019年・106回ツール・ド・フランス日程 7月6日(土)第1ステージ ブリュッセル~ブリュッセル 平坦ステージ 192km 7月7日(日)第2ステージ ブリュッセル王宮~ブリュッセル・アトミウム(ブリュッセル万博の時に建てられたモニュメント) チームタイムトライアル 27km 7月8日(月)第3ステージ バンシュ~エペルネ 丘越えステージ 214km 7月9日(火)第4ステージ ランス~ナンシー  平坦ステージ 215km 7月10日(水)第5ステージ サン・ディエ・デ・ボージュ~コルマール 丘越えステージ 169km 7月11日(木)第6ステージ ミュルーズ~ラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユ 山岳ステージ 157km 7月12日(金)第7ステージ ベルフォール~シャロン・シュール・ソーヌ 平坦ステージ 230km 7月13日(土)第8ステージ マコン~サン・テチェンヌ 丘越えステージ 199km 7月14日(日)第9ステージ サン・テチェンヌ~ブリウド 丘越えステージ 170km 7月15日(月)第10ステージ サン・フルール~アルビ 平坦ステージ 218km 7月16日(火)休養日 アルビ 7月17日(水)第11ステージ アルビ~トゥールーズ 平坦ステージ 167km 7月18日(木)第12ステージ トゥールーズ~バニェール・ド・ビゴール 山岳ステージ 202km 7月19日(金)第13ステージ ポー~ポー 個人タイムトライアル 27km 7月20日(土)第14ステージ タルブ~ツールマレー・バレージュ 山岳ステージ 117km 7月21日(日)第15ステージ リム―~フォワ・パール・ダルビ 山岳ステージ 185km 7月22日(月)休養日 ニーム 7月23日(火)第16ステージ ニーム~ニーム 平坦ステージ 177km 7月24日(水)第17ステージ ポン・デュ・ガール~ギャップ 丘越えステージ 206km 7月25日(木)第18ステージ アンブラン~バロワール 山岳ステージ 207km 7月26日(金)第19ステージ サン・ジャン・ド・モーリエンヌ~ティーニュ 山岳ステージ 123km 7月27日(土)第20ステージ アルベールビル~バル・トランス 山岳ステージ 131km 7月28日(日)第21ステージ ランブイエ~パリ・シャンゼリゼ 平坦ステージ 127km   7月30日(火)クリテリウム・アプレ・ツール Wed, 27 Mar 2019 00:00:00 +0900 2019年ツールドフランス観戦ツアー アルプス山岳ハイライト 「オリンピック開催地・リゾート地ティーニュ」 http:///blog/item/12165.html http:///blog/item/12165.html  今回のツールドフランス第19ステージのゴール地点であるティーニュ。この山岳ステージのゴール地点付近の宿泊地は、本来ならば大会主催側が買い占めるのでなかなか予約することができませんが、今回弊社のツールドフランス観戦ツアー・アルプス山岳ハイライトでは、ゴール付近の大型シャレーを確保しており、最小限の移動で白熱のレースを観戦することができます。 もちろんツールドフランスの舞台以外でも、フランス屈指のリゾート地であるティーニュは冬はもちろん、夏でもスキーが楽しめる場所となっています。また1992年のアルベールビルオリンピックの舞台の一つにもなりました。 3000m級の山々に囲まれているティーニュは、17世紀ごろまでその存在はあまり知られていませんでした。17世紀に教会が建てられて以来、少しずつ知られるようになりましたが、スキーリゾート地として知られるようになったのはつい最近のことです。そのためもあってか、ここティーニュには美しい自然が沢山残っており、来る人に安らぎを与えています。 もちろんティーニュの魅力は冬だけではありません。夏になると美しい花が咲き誇り、白く薄化粧した山々と、それを映す美しい湖が、来るものを待っています。ハイキングをするのも、自転車を借りてサイクリングすることもできます。 ツアー全体の概要はこちら➡ 7/15-31ツール・ド・フランス観戦ツアー ピレネー、アルプス、パリ観戦 ツールマレー観戦と世界遺産の街アルビ、聖地ルルドなどを巡るツアーはこちら➡① 7/15(16)-21(22) ピレネー山岳ハイライト  ニームやポン・デュ・ガールを巡り、ガリビエ峠とティーニュで選手を間近で観戦できるツアーはこちら➡② 7/21(22)-28 アルプス山岳ハイライト 催行確定 残り僅か シャンゼリゼ通りでゴールする選手を間近で観戦できるツアーはこちら➡③ 7/27-29 パリ・シャンゼリゼVIP席観戦  残り僅か クリテリウムを観戦するツアーはこちら➡④ 7/29-31 クリテリウム・アプレツール観戦 Fri, 22 Mar 2019 00:00:00 +0900 2019年ツールドフランス観戦ツアー アルプス山岳ハイライト 「世界遺産・城塞都市ブリアンソン」 http:///blog/item/12162.html http:///blog/item/12162.html  フランス南東部の小さな町ブリアンソンは、標高1326mに位置し、フランスで最も標高の高い場所にあります。周りには3000m級の山々がそびえ、これまで何度もツール・ド・フランスの舞台にもなりました。今回のツールドフランスでは山岳ステージである第18ステージの舞台の一つであり、ツールドフランス観戦ツアー・アルプス山岳ハイライトでは、選手たちの熱戦を間近でご覧になることができます。 さて、ブリアンソンという街はイタリアとの国境に近いこともあり、街を歩けばフランス語の看板の下にイタリア語が併記されていることもしばしばです。もちろん今はフランスとイタリアは隣の国同士仲良くしていますが、かつてはそうではありませんでした。 イタリアとの国境に近い事から、この町はかつて軍事的に重要な場所であり、そのためこの町は要塞都市として発展しました。この要塞の建設を指揮したのは、ルイ十四世の絶対王政下で活躍したヴォ―バンという人で、数々の城塞建設を指揮した人で有名です。 当時の面影は現在にも残されています。旧市街を取り囲むように造られた堡塁は、現在も残されており、当時が偲ばれます。なおこの城塞は2008年に世界遺産に認定されました。 この町は冬にはスキー場として賑わい、観光面においては冬の方が有名かもしれません。しかし、標高が高いこともあり、夏は涼しく、雨もほとんど降りません。 夏に旧市街を散策しながら、日本ではなかなか食べられないヤギのチーズに舌鼓を打ちませんか。 ツアー全体の概要はこちら➡ 7/15-31ツール・ド・フランス観戦ツアー ピレネー、アルプス、パリ観戦 ツールマレー観戦と世界遺産の街アルビ、聖地ルルドなどを巡るツアーはこちら➡① 7/15(16)-21(22) ピレネー山岳ハイライト ニームやポン・デュ・ガールを巡り、ガリビエ峠とティーニュで選手を間近で観戦できるツアーはこちら➡② 7/21(22)-28 アルプス山岳ハイライト 催行確定 シャンゼリゼ通りでゴールする選手を間近で観戦できるツアーはこちら➡③ 7/27-29 パリ・シャンゼリゼVIP席観戦 催行確定 VIP席残り僅か クリテリウムを観戦するツアーはこちら➡④ 7/29-31 クリテリウム・アプレツール観戦 Wed, 20 Mar 2019 00:00:00 +0900 2019年ツールドフランス観戦ツアー アルプス山岳ハイライト 「世界遺産の橋ポン・デュ・ガール」 http:///blog/item/12156.html http:///blog/item/12156.html フランスで有名な橋は何を思い浮かべますか? パリのポン・ヌフ橋はレオス・カラックスの映画『ポン・ヌフの恋人』(1991)の舞台で有名でしょうし、同じくパリのポン・デザール橋は恋人たちが南京錠を掛け、永遠の愛を誓うことで有名です。しかし、恐らくフランス、そして世界でも有名な橋は、今回のツールドフランス第17ステージのスタート地点であるポン・デュ・ガールではないでしょうか。今回のツールドフランス観戦ツアー・アルプス山岳ハイライトでは、この世界遺産の橋も訪問する予定です。 南仏の都市ニームとアヴィニョンの間を流れるガルドン川に架けられたこの橋の歴史は古く、紀元前の時代には建設が進んでいたといわれています。 当時この橋は水道橋として使われていました。その時のニームはローマ帝国の支配下に置かれており、近くにあるユゼフという町にある水源をニームに引っ張ってくるために、この橋は建設されました。 この橋は三層からなっています。下層は6つのアーチ、中層は11のアーチ、そして実際に水源を運ぶ上層は35のアーチによって構成されており、高さ約50メートルに及ぶこの建築物は、当時のローマ帝政時代の建築技術の高さを窺うことができます。 1985年にはユネスコ世界遺産に認定され、フランスにおける最も有名な景勝地となって居ます。またポン・デュ・ガール内は見学することができ、当時のローマ帝政時代の文化を学べる場所にもなっています。 また夜にはライトアップされ、荘厳な雰囲気を醸し出しています。 ツアー全体の概要はこちら➡ 7/15-31ツール・ド・フランス観戦ツアー ピレネー、アルプス、パリ観戦 ツールマレー観戦と世界遺産の街アルビ、聖地ルルドなどを巡るツアーはこちら➡① 7/15(16)-21(22) ピレネー山岳ハイライト ニームやポン・デュ・ガールを巡り、ガリビエ峠とティーニュで選手を間近で観戦できるツアーはこちら➡② 7/21(22)-28 アルプス山岳ハイライト シャンゼリゼ通りでゴールする選手を間近で観戦できるツアーはこちら➡③ 7/27-29 パリ・シャンゼリゼVIP席観戦 クリテリウムを観戦するツアーはこちら➡④ 7/29-31 クリテリウム・アプレツール観戦 Wed, 13 Mar 2019 00:00:00 +0900 2019年ツールドフランス観戦ツアー アルプス山岳ハイライト 「古代ローマの街ニーム」 http:///blog/item/12155.html http:///blog/item/12155.html 2019年のツールドフランスの第2休養日と、第16ステージのスタート・ゴール地点であるニーム。今回のツールドフランス観戦ツアー・アルプス山岳ハイライトでは、この古代ローマ風の街を観光しつつ、極めて稀なスタート・ゴール地点を同日同所で観戦できます。南仏の陽光に誘われながら、ニームの歴史と魅力をご紹介します。 南仏の都市ニームの歴史は古く、紀元前にまで遡ります。元々ケルト人が住んでいたこの都市は、前120年ごろに古代ローマによって征服され、それ以来ローマ帝国の属州として栄えるようになりました。現在のニームには古代ローマの繁栄を示す遺構が残されています。 例えば街の約50キロ離れたところに位置するポン・デュ・ガールは、ユゼスという街の水源からニームに水を供給するために、約2000年前造られた水道橋です。その佇まいは見るものを圧倒させるものです。なおポン・デュ・ガールは今回のツールドフランスの第17ステージの舞台であり、今回のツアーでも訪問予定です。 この街のランドマークといえば、やはりメゾン・カレでしょう。紀元前20年ごろに建立されれたこの神殿は、ローマ帝政初期を象徴する建築物として有名です。この建築物の外観は、どちらかといえばギリシア建築を偲ばせるものですが、これは当時のローマ帝政初期の建築が、ギリシア建築の影響を大きく受けていた証拠です。 メゾン・カレと同様ニームを代表するものはコロシアムです。紀元一世紀ごろに完成したこのコロシアムは、今なおその威厳を保っています。古くは剣闘士同士、または剣闘士と猛獣がこの場で闘い、常に命のやり取りをしていました。なお、彼らのまさに命を懸けた闘いは、ローマ帝国がキリスト教を国教と定めて以降、下火になっていったと伝わっています。 ニームのコロシアムでは現在、闘牛やコンサートが行われている場所になっています。元々コロシアムはラテン語でアンフィテアトルム、英語ではアンフィシアターで、意味は円形劇場という意味です。 剣闘士の時代は終わりましたが、今なおニームのコロシアムは観客が熱くなれる場所であることは変わりません。 ニームを散策するなら公園に行くこともお勧めです。フォンテーヌ庭園には水路が張り巡らされ、当時の趣を残しつつ、美しい緑に囲まれた庭園です。庭園を通ると見えてくるのがマーニュ塔です。この塔からニームを一望することができます。古代ローマ時代から変わらない景色を見てみませんか。 ツアー全体の概要はこちら➡ 7/15-31ツール・ド・フランス観戦ツアー ピレネー、アルプス、パリ観戦 ツールマレー観戦と世界遺産の街アルビ、聖地ルルドなどを巡るツアーはこちら➡① 7/15(16)-21(22) ピレネー山岳ハイライト ニームやポン・デュ・ガールを巡り、ガリビエ峠とティーニュで選手を間近で観戦できるツアーはこちら➡② 7/21(22)-28 アルプス山岳ハイライト シャンゼリゼ通りでゴールする選手を間近で観戦できるツアーはこちら➡③ 7/27-29 パリ・シャンゼリゼVIP席観戦 クリテリウムを観戦するツアーはこちら➡④ 7/29-31 クリテリウム・アプレツール観戦 Tue, 12 Mar 2019 00:00:00 +0900 4月28日 アフターパーティー with Team Asics Fuji Spirit グザビエ・テヴナール選手 当日受付可能 http:///blog/item/12321.html http:///blog/item/12321.html  【4月28日 アフターパーティーWith Team Asics FUJI SPRIT】 募集中!  4/28 日曜日 UTMF表彰式終了後、UTMB3回優勝グザビエ・テヴナール選手、グランレイドレユニオン2回優勝ブノワ・ジロンデル選手、エコトレイルパリ2回優勝シルヴァン・キュソ選手をお迎えして、アフターパーティーを開催いたします。  UTMF2019を見事優勝したグザビエ・テヴナール選手、女子4位のシルヴァン・キュソ選手、グランレイドレユニオン2回優勝のブノワ選手と交流しましょう! UTMBに向けてのトレーニング、グザビエ選手の食事、レースでの補給など、これからの100マイル挑戦に役立つアドバイスもしていただきます。   お申し込み先着40名様に グザビエ選手、ブノワ選手のサイン入りポストカードをプレゼント! ☆ Team Asics Fuji Sprit選手を囲んでの写真撮影や、サイン会、選手たちとの交流イベントや、プレゼントもご用意予定です! ☆ 普段なかなか見られない、グザビエ選手の素顔や意外な一面を見られるかも?? ☆ UTMFに参加されていなくても、パーティーのみのご参加も大歓迎です。 場所:Peace河口湖 2階(UTMF表彰式会場、大池公園から約1.1㎞)            山梨県南都留郡富士河口湖町 船津 4224-3 ※会場専用の駐車場はございません。近隣のパーキング、もしくは大池公園からなるべく徒歩でお越しください。河口湖駅から約1.2㎞です。   時間: 4月28日 11:00~13:30頃予定 (UTMFの表彰式、閉会式の時間により多少前後する場合があります) お申し込み費用: 男性1名様 6500円  女性1名様 5500円  UTMF大会ボランティアの皆様 4500円 ※定員迄、当日受付も行います。定員になり次第、締め切りとなります。 ※フィールズオンアースのツアークーポン1000円分までご利用可能です。 先着限定70名様で締切となります。 Event date : April 28th from 11:00 am to 13:30 (Can be delayed according to the UTMB podium ceremony closure time) Price : 6,500JPY for men 5,500JPY for women Limited to 70 participants Included : buffet lunch, soft drink (Alcohol beverage are not included) ※ブッフェランチ、フリーソフトドリンク、 ※アルコール類はバーカウンターにて別途現地ご精算となります。 【お申し込み手順】  お申込期間: 3月13日~4月24日 (定員になり次第終了)  下記お申し込みフォームをご記載いただき、送信ボタンを押してください。 メールにてお申し込み、お支払いのご案内をお送りいたします。 How to participate : Please click on the following application form. We will contact you few days later by e-mail and inform you how to proceed to the payment. (Application form open from March 13th to April 24th) 読み込んでいます... 【スペシャルゲスト】 ☆Xavier Thevenard グザビエ・テヴナール選手 2010 CCC 優勝 2013 UTMB 優勝(1回目) 2014 TDS 優勝 2015 UTMB優勝(2回目) 2016 OCC優勝 2018 UTMB優勝(3回目)   ☆Benoit Girondel ブノワ・ジロンデル選手 (写真右、2018グランレイドレユニオン同着優勝) 2014 Templier 100km 優勝 2016 Templier 100km 優勝 2017 グランレイドレユニオン 優勝 2018 グランレイドレユニオン 優勝   ☆Sylvaine Cussot シルヴァン・キュソ選手 2018 UTアンコールワット 優勝 2017 エコトレイル・ストックホルム優勝 2016.17 エコトレイル・パリ優勝 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>   UTMF After party with Team Asics FUJI SPIRIT on April 28th  (Start and closure on April 24th) We are honored to have as special guests Mr Xavier Thévenard (3 times UTMB winner), Mr Benoit Girondelle (2 times Grand Raid Réunion winner) and Ms Sylvaine Cussot (2nd at Eco Trail Paris) for our UTMF after party taking place on Sunday 28th at Kawaguchi lake. The 40’s first participants to the party will receive an exclusive postcard signed by Mr Thévenard and Mr Girondelle. You are welcome to join us after the UTMF. It will be a chance for the 70 participants to meet and talk to some of the world top runners. Pictures, signs, presents and many activities are planned. Of course, everybody is welcome to join us, even if you're not running UTMF or not a runner at all. Event venue : 4042−1 Funatsu, Fujikawaguchiko, Minamitsuru-gun, Yamanashi 401-0301 (1,1km far from the UTMF Podium) *No parking place will be available on place, we strongly recommend you to park in the surrounding area or to walk from the Kawaguchi-ko station. Event date : April 28th from 11:00 am to 13:30 (Can be delayed according to the UTMB podium ceremony closure time) Price : 6,500JPY for men 5,500JPY for women Limited to 70 participants Included : buffet lunch, soft drink (Alcohol beverage are not included) How to participate : Please click on the following application form. We will contact you few days later by e-mail and inform you how to proceed to the payment. (Application form open from March 13th to April 27th)   Fri, 08 Mar 2019 16:25:21 +0900 GW必見!  2019年ギリシャ・コルフ・マウンテントレイル ③観光地から見る歴史 その2 プリンセス・シシ―ことエリーザベトとアヒリオン宮殿 http:///blog/item/12236.html http:///blog/item/12236.html 今年のゴールデンウイークの予定は決まりましたか?今年は最大十連休!少し遠出をして海外旅行をご検討されてはいかがでしょう?今回もご紹介するのは、ギリシャ・コルフ・マウンテントレイル。レベルに合わせてレースをご選択ください。お子様用のキッズレースもありますので、お一人でも、ご家族でも楽しめます。 前回から続く「観光地から見る歴史」今回はその2として、引き続きコルフ島の歴史をみていきましょう。コルフ島で最も有名なものの一つ、アヒリオン宮殿についてご紹介します。 コルフ島の中心都市ケルキラから南に約10キロの場所に、白を基調とした美しい宮殿が建っています。これがプリンセス・シシ―ことオーストリア皇后エリーザベト(日本語慣例ではエリザベート)が19世紀末に建てたアヒリオン宮殿です。 19世紀末に建てられたこの宮殿には、多くの観光客が訪れ、コルフ島の一大観光地の一つとなっています。それではここには一体何があるのでしょうか。まずは下の写真を見てみましょう。 トロイア戦争の英雄アキレウスです。表情は苦悶に満ちており、足を引きずっているように見えますね。トロイア戦争の終盤、パリスによって射たれた矢が、アキレウス唯一の弱点である踵に刺さり、まさに絶命しようとしている瞬間を表現しているのがこの銅像です。この他にもアキレウスに関する銅像や絵画が、この宮殿に多く展示されています。それもそのはず、アヒリオン宮殿(Achilleion)という言葉はアキレウス(Achilleus)から来ているからです。 アキレウスの他にもギリシャ神話に関する展示が多くあります。 分かりにくいですが、この銅像は9体あります。これはギリシャ神話の女神たちミューズの銅像です。彼女らはゼウスと記憶の女神ムネモシュネがもうけた9人姉妹で、それぞれ歴史、抒情詩、叙事詩、恋愛詩、喜劇、悲劇、舞踊、賛歌、天文を司る女神として、古くから信仰の対象となっています。 このようにアヒリオン宮殿は、外観こそヨーロッパ風ではありますが、宮殿内はギリシャ神話をモチーフにした銅像や絵画が多く展示されています。伝統的なギリシャ文化と伝統と、近代的なヨーロッパ建築が融合した空間が、アヒリオン宮殿といえますね。 さて、アヒリオン宮殿は、プリンセス・シシ―ことオーストリア皇后エリーザベトが、避寒のために19世紀末に建てたものです。オーストリア帝国の首都ウィーンの冬は寒いですから、温暖なコルフ島とを避寒地として選んだのでしょう。しかし、避寒のためだけにエリーザベトはコルフ島に滞在していたわけではありません。これは、エリーザベトの波乱に満ちた人生を見ていくとよく分かります。 日本ではエリーザベトはあまり有名ではありませんが、ヨーロッパでは絶大な人気を誇っています。その所以は1955年に公開されたロミー・シュナイダー主演の映画、『プリンセス・シシ―』によるものです。シュナイダーの美貌と、天真爛漫なシシーの姿は、ヨーロッパ中で人気になり、エリーザベトのイメージを決定づける要因になりました。しかし映画と現実は似て非なるもの。エリーザベトの人生は、どちらかといえば悲劇的なものでした。 1839年、バイエルン王国の一公爵の次女として生を受けたシシ―ことエリーザベトは、自由主義者の父マクシミリアンの元、王位継承とは全く縁のない気ままな生活を送っていました。ただ一つ他とは違うことは彼女の美貌にあります。そんな彼女に転機が訪れたのは、時の皇帝フランツ・ヨーゼフ一世が彼女を見初め、求婚を申し出たときです。皇帝の申し出を断るわけにもいかず、エリーザベトは十六歳の時に皇帝の妻となり、皇后エリーザベトとしてウィーンに行くことになりました。 彼女の試練はここから始まりました。生来の不勉強な正確と姑ゾフィー大公妃の執拗な嫌がらせ、そして宮廷の窮屈な生活も相まって、エリーザベトは次第に公の場所に姿を現すことはなくなり、何かと理由をつけてはウィ―ンを離れるようになりました。その一つがアヒリオン宮殿です。 彼女の試練は終わりません。1889年、息子であるルドルフ皇太子が自殺(一説には暗殺とも言われています)したのです。息子の自殺は彼女にとって最もショックな出来事でした。これ以来、息子の死を悼むため、黒の喪服を着るようになり、終生喪服を脱ぐことはなかったと伝えられています。そして1898年、滞在先のスイス・ジュネーブのレマン湖でイタリア人アナーキストであるルイージ・ルケーニに暗殺され、60歳の生涯を終えました。 (アヒリオン宮殿ではエリーザベトの銅像が私たちを迎え入れてくれます) エリーザベトはこの温暖なコルフ島を気に入っていたのでしょう。晩年はアヒリオン宮殿で隠遁生活を送るようになりました。もちろん隠遁生活を送っていたからといって、彼女は怠惰な生活を送っていたわけではありません。宮殿の中に入るとわかりますが、宮殿内は至る所に鏡があることがわかります。エリーザベトはその生涯を通じて体重、体系をキープし続けており、鏡のある生活を送ることで常に自身の体を見ていたと伝えられています。 絶世の美女のであったシシ―ことオーストリア皇后エリーザベト。ウィーンから遠く離れたコルフ島・アヒリオン宮殿では彼女の人生を垣間見ることができる場所ともなっています。観光地から見る歴史を紐解いてみると、コルフ島は、古代ギリシャと近代ヨーロッパの二つの魅力が融合した場所なのです。 このツアーの詳細はこちら➡ 2019 5/2ー6(7) ギリシャ・コルフマウンテントレイル参加ツアー Thu, 28 Feb 2019 00:00:00 +0900 GW必見!  2019年ギリシャ・コルフ・マウンテントレイル ②観光地から見てみる歴史 その1 コルフ島?ケルキラ島?どっちの名前が正しいの? http:///blog/item/12233.html http:///blog/item/12233.html  前回に引き続ごき紹介するのはギリシャ・コルフ・マウンテントレイル。今年のゴールデンウイークの最大10連休は、ギリシャ・コルフ島で過ごしてみませんか?レベルに合わせてレースをご選択ください。お子様用のキッズレースもありますので、お一人でも、ご家族でも楽しめるツアーとなっています。 今回ご紹介するのはコルフ島の観光地!日本ではあまり馴染みがないコルフ島ですが、観光地を巡るうちにコルフ島の歴史を紐解くことができ、この島の魅力がわかってくるでしょう。 さて、コルフ島のもう一つの名前があるのはご存知でしょうか。コルフ島はイタリア語、もしくは英語表記であり、ギリシャ語ではコルキラ島と呼ばれています。ではなぜこのように二つの名前があるのでしょうか。まずコルフ島の旧市街を見てみましょう。 コルフ島の旧市街の特徴は、様々な時代、国の建築物が立ち並んでいることにあります。 そもそもコルフ島は地理こそイオニア海、イオニア諸島に位置しますが、アドリア海の入り口にも位置しています。そのため太古のギリシャ・ローマ時代からコルフ島を海洋交通と重要な戦略要衝とみなされ、様々な国がこのコルフ島を手に入れようとしていました。元々はギリシャの一つポリスであったコルフ島ですが、ギリシャがローマ帝国に服従した後は、帝国の一都市になりました。 そののちヴェネツィア共和国の領土になってからは、現在の旧市街が形作られるようになりました。コルキラ島がイタリア語読みのコルフ島と言われるようになった理由は、長い間ヴェネツィア共和国領だったためです。 旧市街を歩いてみると、狭い路地が多いことに気づきます。これは敵が攻めてきたとき、大人数で隊列を組めないための工夫といえます。コルフ島は海洋交通の要であると同時に、要塞化された島だと分かりますね。 上の写真はコルフ島旧市街の北西にある、ネオーフルリオと呼ばれる要塞です。ギリシャ語で「新しい要塞」を意味するこの要塞ですが、実は16世紀のヴェネツィア共和国時代に建てられたものです。確かにギリシャ様式の面影はありますが、16世紀に建てられたものなので、イタリア建築の名残が残っている要塞です。なんだか不思議ですね。 もう一つ大きな要塞がコルフ島にはあります。パレオーフルリオです(下の写真をご覧ください)。ギリシャ語で今度は「古い要塞」と意味されるのですが、この要塞もヴェネツィア共和国時代に建てられたものです。ただパレオーフルリオにはいかにもギリシャ風の建物があります。しかしこの建物、はヴェネツィア共和国時代に建てられたものではなく、コルフ島がイギリス領になった時に建てられたものです。これにもコルフ島を巡る歴史を紐解かねばなりません。 ヴェネツィア共和国はナポレオンのイタリア戦役によって消滅しました。その後しばらくはコルフ島はフランス領になりましたが、ナポレオン戦争の処理を取り決めるウィーン会議によって、コルフ島はイギリス領になった歴史があります。この建物、アギオスゲオルギウス教会(セントジョージ教会)はその時に建てられたものです。 6本のドリス式の柱を持ち、古代ギリシャの趣を残す古典主義様式であるこの建物は、一見するとギリシャ時代に建てられたものだと勘違いしてしまいます。しかし、この勘違いを生み出すほど島の周囲に溶け込むことが大事なのでしょう。なぜなら、時の為政者がコルフ島の長い歴史を尊敬し、太古の伝統と自国の文化が融合した証拠が、この勘違いを生み出すのですから。 ここまで長くなりましたが、まだコルフ島の魅力はまだ半分しかお伝えできていません。次はコルフ島で最も有名なアヒリオン宮殿と、プリンセス・シシ―ことオーストリア皇后エリーザベトの歴史をご紹介します。 このツアーの詳細はこちら➡ 2019 5/2ー6(7) ギリシャ・コルフマウンテントレイル参加ツアー Wed, 20 Feb 2019 00:00:00 +0900 GW必見!  2019年ギリシャ・コルフ・マウンテントレイル ①コルフ島ってどこ? http:///blog/item/12220.html http:///blog/item/12220.html 2019年のゴールデンウイークは最大十連休!お一人で、ご友人と、ご家族と海外旅行ができるチャンスです! 今回ご紹介するのはギリシャ・コルフ・マウンテントレイル。レース開催日がGWと重なっており、またヨーロッパのバカンス期間と被っていないため、快適なご旅行ができるでしょう。 また今回のマウンテントレイルはレベルに合わせてレースをお選びいただけます。キッズレースもありますので、これまでに参加されたお客様も、参加したくてもできなかったお客様も、ご家族のお客様も、この機会に是非ご検討されてはいかがでしょうか。 今回、ギリシャのコルフ島で開催されるマウンテントレイル。ギリシャで有名な島といえばクレタ島、ミコノス島、サントリーニ島などありますが、コルフ島はまだまだ日本人にとって馴染みのない島でしょう。しかしこの島はクレタ島やミコノス島に引けを取らない素晴らしい魅力を持っている島です!今回はコルフ島の魅力を何回かに分けてご紹介したいと思います。 それでは日本人に馴染みのないコルフ島。そもそもコルフ島はどこにあるのでしょう? まずギリシャの地図を見てみましょう。地図の白い箇所がギリシャです。 ご覧の通り、ギリシャは日本と同じように、大小様々な島で構成された国です。コルフ島はギリシャ西部イオニア海に浮かぶイオニア諸島に属し、アルバニアの国境に近く、どちらかといえばイタリア寄りに浮かぶ島であることが分かりますね。またコルフ島はイタリア語から来ている名前であり、ギリシャ語ではケルキラ島、ラテン語ではコルキラ島と呼ばれています。 コルフ島が日本人にあまり馴染みがないのはその位置かもしれません。中央の星印である首都アテネから地図の右半分がエーゲ海であり、ミコノス島、クレタ島、サントリーニ島などはエーゲ海に浮かぶ島です。コルフ島が日本人にとってあまり馴染みがない理由が少しわかりますね。コルフ島はエーゲ海に属してなく、ギシリャ旅行でよくある周遊ツアーに組み込むことが難しいのです。 さて、コルフ島の魅力は、美しい海と、快適な気候にあります。 気候は典型的な地中海性気候で、夏は雨量が少ないながらも、程よい湿度が保たれており、大変過ごしやすい気候になっています。そのため観光シーズンになるとヨーロッパ中から観光客が訪れます。しかし日本人やアジア人にはあまり知られていないため、わたしたちにとっては穴場スポットであることは違いありません。また今回のコルフ・マウンテントレイルはGW中に開催されることもあり、ヨーロッパからの観光客はハイシーズンよりは少なくなっています。 今回はコルフ島はどこにあるかをご紹介しました。次回は観光スポットを巡っていきましょう。そうすればコルフ島の歴史が分かってきます。 このツアーの詳細はこちら➡ 2019 5/2ー6(7) ギリシャ・コルフマウンテントレイル参加ツアー Tue, 19 Feb 2019 00:00:00 +0900 2019年ウルトラトレイルワールドツアー クロアチア・イストリア地方 「世界で一番小さな街 フム」 http:///blog/item/12215.html http:///blog/item/12215.html  2019年のウルトラトレイルワールドツアー・イストリアの丁度100キロの場所にエイド地点があります。この場所はフムと呼ばれる街のですが、実はこの街、世界で一番小さな街として有名な観光地であり、日本はもとより、世界中から人々が訪れる街となっています。 フムは小高い丘にあり、丘を登るために細い街道を進む必要があります。オリーブ畑、ワイン畑を横目に進んでいくと、街というよりもむしろ村といった方がいいかもしれない、小さな街フムに到着します。人口20人ほどのこの<街>は、ギネス記録に「世界で一番小さな街」として登録され、少しずつ知られるようになりました。 この街の特徴は全てが石でできたものだといえるのではないでしょうか。約1000年前からある石畳が街を結び、イストリア地方独特の石造りの建築物が、小さい街を形成しています。現代から孤立したかのようなこの街に一度足を踏み入れると、まるで中世の世界にタイムスリップした感覚を持つでしょう。 確かに100マイルを走るウルトラトレイルは過酷なレースです。しかし過酷なだけではありません。足がまさしく棒になり、視線は常に自分の足と道に落ちてしまいます。そのような時にこそ目線を上げてみましょう。私たちが未だ見たことがない、素晴らしい景色が眼前に広がっています。その景色をみれば、少しずつですが、自然と足は軽やかになり、前を向いて走りだすことができるでしょう。 このツアーの詳細はこちら➡ 2019 4/10ー15 ウルトラトレイルワールドツアー クロアチア・イストリア地方 Wed, 13 Feb 2019 00:00:00 +0900 2019年ツールドフランス観戦ツアー ピレネー山岳ハイライト 「『良王』アンリ4世の生まれた街ポー」 http:///blog/item/12154.html http:///blog/item/12154.html 2019年のツールドフランスの第13ステージの舞台であるポー。この街は今回の個人タイムトライアルの舞台となっています。今回のツールドフランス観戦ツアー・ピレネー山岳ハイライトでもこの街に訪問する予定ですが、日本ではあまり有名な街だとは言えません。しかしあまり馴染みのないこの街、実は歴史の教科書で必ず見たことがあるあの王様が生まれた街なのです。 ピレネー山脈の渓流ポー川を臨む、この古い街にそびえるのが、ナントの勅令を出し、ユグノー戦争を終結させた、「良王」アンリ4世出生の地であるポー城です。 ポー城は今現在国立博物館になっており、城内を見学することが出来ます。城自体はルネサンス期の様式を保っていますが、実は19世紀にフランス王ルイ・フィリップとナポレオン3世によって修復されたものです。しかし修復箇所を判別することは大変難しく、当時の修復技術の水準の高さがうかがい知れます。 もちろんアンリ4世に関する展示物も沢山あります。彼の肖像画を始め、彼の偉大な功績を称える歴史的資料が展示されています。カトリック教会とユグノーの抗争をナントの勅令によって平定し、フランス国統一を成し遂げた「良王」アンリ4世は、今もフランスにおいて最も敬愛される王様です。彼の足跡を辿ってみませんか。 2019年ツールドフランス観戦ツアーでもPau個人タイムトライアルステージを観戦予定。 オプションでこちらのPau城の見学が可能です! ツアー全体の概要はこちら➡ 7/15-31ツール・ド・フランス観戦ツアー ピレネー、アルプス、パリ観戦 ツールマレー観戦と世界遺産の街アルビ、聖地ルルドなどを巡るツアーはこちら➡① 7/15(16)-21(22) ピレネー山岳ハイライト ニームやポン・デュ・ガールを巡り、ガリビエ峠とティーニュで選手を間近で観戦できるツアーはこちら➡② 7/21(22)-28 アルプス山岳ハイライト シャンゼリゼ通りでゴールする選手を間近で観戦できるツアーはこちら➡③ 7/27-29 パリ・シャンゼリゼVIP席観戦 クリテリウムを観戦するツアーはこちら➡④ 7/29-31 クリテリウム・アプレツール観戦 Thu, 07 Feb 2019 00:00:00 +0900 2019年ウルトラトレイルワールドツアー クロアチア・イストリア地方 「巨人が創った天空都市モトブン」 http:///blog/item/12181.html http:///blog/item/12181.html 2019年のウルトラトレイルワールドツアー・イストリアのエイド地点の一つに、モトブンという小さな街があります。最近ではテレビやネットなどで少しずつ知られるようになってきたクロアチアですが、クロアチアの魅力的なスポットはまだ十分に知れ渡っているとは言えません。今回はイストリア地方全体の説明をしつつ、モトブンの魅力をご紹介します。 イストリア地方はアドリア海の北に位置し、西はイタリアにほど近く、北はスロベニアとの国境に接しています。 またこの地方は、小高い丘がいくつも連なる独特の地形で形成されており、丘の頂上部分に街が造られた歴史があります。その街が現在でも残っており、観光スポットとして人気です。 しかし、イストリア地方が観光スポットとして人気なのは、古い街が残っているだけではありません。小高い丘に街がある関係で、谷に雲海や霧が出ると、街自体が空中に浮かぶ天空都市のように見えることから、イストリア地方は特に近年観光客に人気のスポットとなりました。10月から4月の間によく霧が発生するので、もしかしたらウルトラトレイルの間にこの幻想的な景色が見れるかもしれません。 その数あるイストリアの天空都市の中でもモトブンは一番の人気を誇っています。人気になった理由は、この街に古くから伝わる民話から来ているかもしれません。 はるか昔、「ヴェリ・ヨジェ」という巨人がいました。この巨人がイストリアのモトブンを作り、そこから次々に他の天空都市を石を投げて作っていったと伝えられています。この巨人は今でもモトブンの住民に愛される存在として、広く知られています。 「ヴェリ・ヨジェ」が創った?モトブンの歴史は古く、約1000年前には街として完成しており、その建築物は今でも残っています。約1000年前に築かれた城塞の外壁も、今もなおこの町を守るように外周をぐるっと囲むように現存し、その姿は今もなお見る人を圧倒させます。この外壁の上はぐるっと1周歩いて回ることができます。そこから見える景色は、イストリア地方を象徴するオリーブやブドウ畑一望でき、また他の巨人が築いたの他の天空都市を見渡すことができます。 またモトブンはトリュフの一大産地として知られています。美しいパノラマを望むテラス席で食事を楽しむのもまた良いですね! なおモトブンは、今回のウルトラトレイルワールドツアー・イストリアでは128km地点のエイドとなり、全行程の約8割を終えて到着する街です。ゴールまであと少し、一番体力的にも精神的にもきつい場面ですが、モトブンの美しい景色は、私たちの心を軽くしてくれるでしょう。 このツアーの詳細はこちら➡ 2019 4/10ー15 ウルトラトレイルワールドツアー クロアチア・イストリア地方 Wed, 06 Feb 2019 00:00:00 +0900 2019年ツールドフランス観戦ツアー ピレネー山岳ハイライト 「巡礼地ルルド」 http:///blog/item/12149.html http:///blog/item/12149.html 過去に何度もツールドフランスの舞台となったルルドは、残念ながら2019年の舞台となっていません。しかし今回のツールドフランス観戦ツアー・ピレネー山岳ハイライトでは、第11~14ステージを快適に観戦する為に、ここルルドに宿泊する予定です。さて、ルルドとは一体どのような街なのでしょうか。 フランス南西部、ピレネー山脈北部に位置する街ルルドは、中世から軍事的に重要な土地でした。街を見下ろす高台にある要塞は、ビゴール伯爵の城跡です。修復を何度も繰り返す中で残っていった11~12世紀のロマネスク様式や13~14世紀のゴシック様式の城壁の一部が残っており、高台からはルルドの街が一望できます。 しかしルルドが有名なのはこれだけではありません。ルルドは聖母マリアが出現した奇蹟の街としてキリスト教の聖地の一つであり、年間500万もの人が訪れる、カトリックの重要な巡礼地の一つになっています。 1858年、貧しい家庭育ちの少女ベルナデット・スービル―が洞窟の側で薪拾いをしているとき、若い貴婦人に出会いました。その女性こそ聖母マリアだったのです。 その後マリアは18回もベルナデットの前に出現し、9回目の出現のときにマリアのお告げによって、ベルナデットが触れた地面から泉が湧き出し、その水を飲んだ人は病気が治るという奇蹟がおきました。このマリアが現れたとされる洞窟の上には聖堂が建てられ、そして聖域となったのです。 この病気が治る奇蹟を求めて、フランスはもとよりヨーロッパ中から巡礼者が訪れるようになり、ルルドはカトリックにとって重要な街になりました。 現在のルルドにもこの洞窟は残っています。洞窟の奥へ進むと、白いマリア像があり、その左下には泉が湧き続けています。泉の水は自由に汲むことができ、奇蹟の水を口にすることができます。 ルルドは中世の軍事的要塞の遺産だけが見どころではありません。ルルドにおけるカトリックの歴史は複雑で、そして興味深いものです。宗教的奇蹟と現代が交差するこの「巡礼地」ルルドをベースにして、フランスを「巡礼」する選手たちを観戦することは、私たちも「巡礼者」であることに変わりないのかもしれませんね。 ツアー全体の概要はこちら➡ 7/15-31ツール・ド・フランス観戦ツアー ピレネー、アルプス、パリ観戦 ツールマレー観戦と世界遺産の街アルビ、聖地ルルドなどを巡るツアーはこちら➡① 7/15(16)-21(22) ピレネー山岳ハイライト ニームやポン・デュ・ガールを巡り、ガリビエ峠とティーニュで選手を間近で観戦できるツアーはこちら➡② 7/21(22)-28 アルプス山岳ハイライト シャンゼリゼ通りでゴールする選手を間近で観戦できるツアーはこちら➡③ 7/27-29 パリ・シャンゼリゼVIP席観戦 クリテリウムを観戦するツアーはこちら➡④ 7/29-31 クリテリウム・アプレツール観戦 Fri, 25 Jan 2019 00:00:00 +0900 2019年ウルトラトレイルワールドツアー クロアチア・イストリア地方 「トリュフに魅せられて」 http:///blog/item/12179.html http:///blog/item/12179.html トリュフといえば、その芳醇な香りにより、多くの人を魅了し、その香りを活かしてフランス料理などに使われる高級食材です。今回のウルトラトレイルワールドツアー・イストリアでは、オプションでトリュフテイスティングをお楽しみ頂けます。様々なトリュフを使った料理を口にすることができる、珍しいオプションツアーとなっております。 さて、高級食材であるトリュフの産地といえば、どこを思い浮かべるでしょう?まず美食の国フランスが有名で、次にスペイン、イタリアなどを思い浮かべますが、実はクロアチアのイストリア地方もトリュフの一大産地なのです。 イストリア地方でも特にトリュフの産地として知られているのが、イストリア地方北部の町モトブンです。この町ではトリュフを探すのは豚よりも、ワンちゃんを使う方が一般的です。年間を通し飼い主と犬が一丸となって、トリュフ狩りが行われています。黒トリュフはもちろんのこと、より貴重な白トリュフの収穫も盛んです。 黒トリュフも白トリュフもイストリア地方の名産であり、もちろん同時にレストランなどで食べることができますが、食べ方は黒トリュフから白トリュフ色の順番で食べる方がいいそうです。なぜなら、イメージでは白トリュフの方が優しい味のように思いますが、実際は逆で、黒トリュフより白トリュフの方がより強い香りがします。 その為、白トリュフから食べてしまうと、黒トリュフの風味が感じにくくなってしまうのだそうです。また、トリュフとともに楽しむのが、トリュフビール。見た目は普通のビールですが、グラスを回して匂いをかぐと、トリュフの芳醇な香りを楽しむことができます。 そしてトリュフ狩りには欠かせないトリュフ犬。ワンちゃんたちは厳重で高い柵に囲まれた庭で管理されています。なぜならトリュフを見つけられるようにトレーニングされたワンちゃんたちこそ、高級珍味のトリュフを見つけることができる存在だからです。ワンちゃんに何かあっては一大事なのです。 人間とワンちゃんの共同作業によって収穫されるトリュフ。しかし時にはワンちゃんが見つけたトリュフを食べてしまうこともあり、人間とワンちゃんが喧嘩してしまうこともあるそうです。トリュフの香りに魅せられているのは人間だけではないですね。 このツアーの詳細はこちら➡ 2019 4/10ー15 ウルトラトレイルワールドツアー クロアチア・イストリア地方 Wed, 26 Dec 2018 12:24:13 +0900 2019 1月14日 関西トレイル New Year 懇親会のお知らせ (申し込み〆切1月6日迄) http:///blog/item/12159.html http:///blog/item/12159.html   1月14日 17:30~19:30 関西トレイル New Year 懇親会 のご案内 先着100名様限定 【内容】 1月14日開催のトレイルランニングフォーラム 終了に合わせて同会場「京都、龍谷大学 深草キャンパス4号館 地下カフェ」にて、関西のトレイルランニングファンの皆様と、「関西トレイル New Year懇親会」を開催いたします。 世界のレースで活躍する 丹羽薫選手、吉住友里選手、大瀬和文選手、土井陵選手、西村広和選手をお迎えして「UTMBをはじめとする様々な魅力的な海外レース」をテーマに、海外トレイルレースのムービーを見ながら、食べたり飲んだりしながら海外レース情報交換の場として是非ご参加ください。 フォーラムで交流、受講できなかった選手とも、こちらの会で交流できればと企画しました。 トレイルランニングフォーラム終了時刻に合わせて 17:30~ 開場予定です。 「関西トレイル New Year 懇親会」のみのご参加も可能です。 イベントFacebookページ 【お申し込み】 参加費: 1名様 ¥3,000  当日参加:1名様 ¥3,500 ※先着100名様になり次第、〆切となります。予めご了承ください こちらのリンクより、お申し込み情報を送信ください。 お申し込み確認の返信メールをお送りいたします。 上記リンクのメーラーが立ち上がらない場合は info@fields-on-earth.com まで「ご氏名、電話番号」をご記載の上、メールにてお申し込みください。 フィールズオンアースより、イベントのご案内とお支払いフォームをメールにて返信いたします。 【場所・アクセス】 1月14日 17:30開場 ~19:30頃迄予定 龍谷大学 深草キャンパス 4号館地下カフェ 〒612-8577 京都市伏見区深草塚本町67 << お食事メニュー(予定)>> <オードブル> *サーモンの一口マリネ *ホタテ貝のサラダ *コールドミール盛り合わせ *鶏肉の香草焼き *あらびきウィンナー 2色ソース <温製料理> *ミックスピザ&ポテトフライ *鶏肉のから揚げ 紫蘇風味 *串カツ盛り合わせ *蒸しシュウマイ *サンドウィッチ盛り合わせ <<お飲み物(予定)>> <ソフトドリンク> *ウーロン茶 *コーラ *オレンジジュース <お酒類> *ビール *チューハイ *ハイボール等予定 Tue, 18 Dec 2018 16:11:16 +0900 12月23日 20:30~  海外ウルトラトレイルX’Mas ナイトのご案内(水道橋) http:///blog/item/12150.html http:///blog/item/12150.html  12月23日  20:30~22:30  フィールズオンアース × あしラボ × 大瀬和文 「海外ウルトラトレイルX'masナイト」を開催します! 先着20名様限定   UTMBをはじめ、レユニオン、アンドラ、トルデジアン、香港トレイル、クロアチア、オーストラリア、インドネシア、2019年新レースのギリシャ、ニューカレドニアのウルトラトレイルなどなど、海外ウルトラトレイルの映像を見ながら、100マイル攻略法や、あしラボ 小野寺先生のフォームぶった切りトークや、海外レース裏話、面白エピソードなどを語り合いましょう!  ナビゲート:フィールズオンアース.マイラー添乗員 久保信人 ゲスト: サロモン 大瀬和文 あしラボ 小野寺清人   【ご参加者全員にクリスマスプレゼントあり!】 ☆レユニオンやアンドラウルトラグッズなど ☆全員に海外レースツアークーポンをプレゼント!   【内容、参加費のご案内】 場所:東京都千代田区飯田橋3-10-9 アイガーデンテラス1F             タイレストランBASIL ☆フリードリンク(アルコール込み) ☆ブッフェ式フード込み(タイ料理ライトミール)  一般参加:男性 3000円 女性 2000円 開場 20:30~22:30 現地にてお支払いください。   【お申し込み方法】 こちらよりお申し込みください>>  ※メーラーが立ち上がらない場合は info@fields-on-earth.com まで ご氏名、電話番号をご記載の上お申し込みください。  締切12月20日 【ツアーリピーターの皆様】 ☆フィールズオンアース「海外トレイル参加ツアー」に3回以上ご参加の海外レースマスターの皆様  ☆ 無料にてご招待!!(要事前予約) ☆フィールズオンアース「海外トレイル参加ツアー」に2回以上ご参加の海外レースエリートの皆様 ☆ 男性2000円、女性1000円(要事前予約) Wed, 12 Dec 2018 16:42:44 +0900 2019年ツールドフランス観戦ツアー ピレネー山岳ハイライト 「世界遺産・城塞都市カルカッソンヌとピレネー伝統料理」 http:///blog/item/12148.html http:///blog/item/12148.html 「世界遺産・城塞都市カルカッソンヌ」 今回のツールドフランス観戦ツアー・ピレネー山岳ハイライトでは、ロングプランのお客様は、ツアーの最後にカルカッソンヌに宿泊、観光する予定です。 「カルカッソンヌを見ずして死ぬな」という有名な格言があるように、この城塞都市は訪れるべき場所が沢山あります。モン・サン・ミッシェルに続き、フランスで年間来訪者数第二位となているこの街の魅力をご紹介します。 この街は大きく分けて二つに分けることができます。一つは、小高い丘にそびえる二重の城壁によって囲まれた城塞都市である「シテ」。そしてその「シテ」を取り囲む「下の町」の二つです。そしてこの二つの町を繋ぐのがポン・ビューと呼ばれる橋です。「シテ」の歴史は古く、古代から中世にかけて出来上がったものだと言われ、一度城内にはいると、まるでタイムスリップした感覚になります。 もちろんカルカッソンヌの魅力はその街並みだけではありません。19世紀この街はワインの交易地と栄えた関係もあり、城塞の周りにはブドウ畑が広がっています。もちろん、そこで作られるのはワイン。美味しいワインを味わいながら、これもまたカルカッソンヌ名物のカスレに舌鼓を打つことができます。 夜になると「シテ」はライトアップされ、幻想的な景色を楽しむことが出来ます。またこの街の周りには豊かな自然が残っており、これらの景色は、他の場所では味わうことができない、フランスの原風景を楽しむことが出来るでしょう。 ツアー全体の概要はこちら➡ 7/15-31ツール・ド・フランス観戦ツアー ピレネー、アルプス、パリ観戦 ツールマレー観戦と世界遺産の街アルビ、聖地ルルドなどを巡るツアーはこちら➡① 7/15(16)-21(22) ピレネー山岳ハイライト ニームやポン・デュ・ガールを巡り、ガリビエ峠とティーニュで選手を間近で観戦できるツアーはこちら➡② 7/21(22)-28 アルプス山岳ハイライト シャンゼリゼ通りでゴールする選手を間近で観戦できるツアーはこちら➡③ 7/27-29 パリ・シャンゼリゼVIP席観戦 クリテリウムを観戦するツアーはこちら➡④ 7/29-31 クリテリウム・アプレツール観戦 Wed, 12 Dec 2018 14:53:54 +0900 2019年ツールドフランス観戦ツアー ピレネー山岳ハイライト 「中世の街アルビ」 http:///blog/item/12147.html http:///blog/item/12147.html アルビ 2019年のツールドフランスでは、アルビは第10ステージのゴール地点、休養日、そして第11ステージのスタート地点と、3日間ツールドフランスの舞台となる街です。ツールドフランス観戦ツアー・ピレネー山岳ハイライトでは、まずアルビに宿泊し、チームホテルを訪問後、第11ステージのスタートを観戦します。 現在は染物、ガラスなどの工業の町として栄えるアルビの歴史は古く、約10世紀の時代まで遡ることが出来ます。この時今のアルビを象徴する橋ポン・ヴューが造られたことにより、町は発展していくようになりました。 12世紀になると町はカトリック司教によって統治されるようになり、次々に教会や建築物が建てらるようになります。得に有名なのが200年に渡って建てられたセント・セシル大聖堂でしょう。この教会は、聖堂内の「最後の審判」の天井画と共に、ゴシック様式建造物の最も有名なものの一つとして数えられるようになりました。 中世から近世にかけてアルビの発展は最高潮に達しました。次々と建物が立ち、区画は整備されていきました。 これらの町並みは現在のアルビの旧市街で見ることができます。また旧市街の町並みを彩るのは、レンガでできた美しい赤であり、一度旧市街に入るとまるで中世の時代にタイムスリップした感覚を味わうことができるでしょう。 当時のアルビの栄光を偲ばせる町並みを見ながら、中世思いを馳せてみませんか。 ツアー全体の概要はこちら➡ 7/15-31ツール・ド・フランス観戦ツアー ピレネー、アルプス、パリ観戦 ツールマレー観戦と世界遺産の街アルビ、聖地ルルドなどを巡るツアーはこちら➡① 7/15(16)-21(22) ピレネー山岳ハイライト ニームやポン・デュ・ガールを巡り、ガリビエ峠とティーニュで選手を間近で観戦できるツアーはこちら➡② 7/21(22)-28 アルプス山岳ハイライト シャンゼリゼ通りでゴールする選手を間近で観戦できるツアーはこちら➡③ 7/27-29 パリ・シャンゼリゼVIP席観戦 クリテリウムを観戦するツアーはこちら➡④ 7/29-31 クリテリウム・アプレツール観戦 Wed, 12 Dec 2018 10:48:45 +0900 2018 5/2-10 インドネシア・RINJANI100参加ツアー 参戦記④ リンジャニ山頂3726mからのダウンヒル~ドロップバックエイド http:///blog/item/11735.html http:///blog/item/11735.html   【重要なのは、いかに下りを攻略するか】 リンジャニ山頂3726mからは約20㎞にわたる長いテクニカルなダウンヒルが待ち構え、ここでの足の消耗をいかにセーブするかが非常に重要なポイントです。2時間半はひたすら下り続けることになります。 下りでも着地の瞬間にポールを突き、足にかかるウェイトをできる限り軽減するように心がけて、下りを進みます。大会前にモニターとしてSINANOのトレランポール13.6Proをご提供いただき、このポールにスタートからゴールまで助けられます。 非常に急でスリッピーな下りが続き、何度も転倒しかけますが、ポールでバランスを取り転倒を回避します。 火山灰の砂や砂利が大量に靴の中に侵入するため、一度止まって靴を開けると、大量に砂が出てきました。シューズが一気に軽くなります。ゲイターを付けていてもこれだけ砂が侵入するので、ゲイターがなかったらもっと大変だったはずです。 山頂から2700mのセンバルンリムまでは上ってきたコースと同じルートをピストンします。 コースは結構広さがあるので、私が下るころには多くの選手が昇ってきていましたが、あまり問題はなかったように感じます。登りで苦しめられた砂礫は、下りでは最高のクッションとなり、富士山の砂走を駆け降りるように、まるでオフピストスキーを楽しむように滑りながらザクザクと下ることでき、3726mからの超絶景ダウンヒルはまさに世界でここだけの贅沢なダウンヒルを楽しむことができます。 センバルンリムにはたくさんのグレーモンキーがやってきます。 沢山のかわいい子ザルもいて、みんなで残飯などを狙っていますが、そこまでアグレッシブではありません。 3726mからの絶景砂走ダウンヒル 下りは中腹までかなりテクニカルで急な下りが続きますが、半分を過ぎると緩やかになり気持ちよく走れるセクションが続きます。しかし標高が下がるとどんどん気温も上がり、途中でアンダーウェアなどはすべて脱ぎ、タンクトップのみに着替えます。 【ビーサンで2700mまで30㎏の荷物を運ぶポーター】 下りきるあたりでは、大勢のポーターとすれ違います。大会のエイドのために水などを竹のかごに入れて担いで歩荷して運搬しているのです。 皆ビーチサンダルで重さ約30㎏の竹製のかごに大量に物資を積んで上ってゆきます。 このレースを走らせてもらえる感謝を改めて感じます。 下りもペースをコントロールしながら、最小限の消耗で下ることができました。 下りきった場所の補給所はすでにかなり暑く、水を浴びて、塩分補給のためカップラーメンを少し食べます。 補給所を過ぎると、次の登りへ突入です。宿泊していたホテルのすぐ裏にそびえる山で、山頂は約1800mと低いですが、強烈な稜線の直登です。普段はほとんどハイカーも入らない山のようで、半分やぶ漕ぎのような細くて急峻な登りが続きます。まだまだ半分も来ていないので、極力消耗しないようにペースをコントロールして、進みます。 足の消耗を抑えるために、シナノの13.6ポールをめいいっぱい使い、腕の力を使って足を温存します。 【リンジャニよりも厳しい崖のような下り】 2つ目の山の山頂を過ぎると、素晴らしい絶景とともに、とんでもなく急な下りが現れます。 今まで日本の大会、いや海外の大会でもこれほどまでに急な下りは見たことがありません。 これだけ急な下りだと、足の筋力は確実にダメージを受けていき、後半厳しくなることは明白です。ポールがしなるほどに必死に下り斜面に突き立てて、ブレーキを駆けつつ崖のような下りを下ります。何度も滑って転倒しそうになりますが、その度にポールに救われます。 やっとの思いで、激烈な下りを下りきると、しばし田園の中の林道を進み、50㎞地点のドロップバックエイドに到着します。 ここのエイドで、「4位も日本人の渡部選手だよ」と教えられます。 TJARでも活躍する渡部祥選手が4位を進んでいるようです。「自分も頑張ろう!」と勇気づけられます。 中盤を4位で進んだ日本の渡部祥選手 【中間ドロップバックエイド】 エイドに到着するとイタリア人の先行していた選手がエイドにストップしています。どうも体調を崩しているようです。 気温が上がると脱水や食欲不振でハンガーノックになり体調を崩す選手が増えます。 ここのエイドは林道の道端に、キャンプテーブルを並べただけの私設エイドのような、簡易エイドでした。 「あれ?おかしいな、ここドロップバックエイドのはずでは?」 今まで私が走ったレースは、ドロップバックエイドは大抵大きな体育館などで、ドロップバックがずらりと並ぶエリアと、大きな補給エリアが設置されていることがほとんどでした。 こんな道端の小さなエイドはドロップバックエイドではないと、勝手に思い込んでいました。 しかし、道端の陰からスタッフがバックをどこからともなく持ってきてくれて、やはりここがドロップバックエイドなのだとわかります。 実は熱い晴天よりも雨天や寒い日のほうがウルトラトレイルの完走率は上がります。なので、快晴の今日は景色は最高ですが、コンディションとしては実は厳しいコンディションです。 ここにはあらかじめスタートで預けた、ドロップバックを受け取ることができ、自分の用意した食料や着替え、スペアシューズなどを交換できます。 ここでいかにしっかり後半に向けて体制を整えられるかが、非常に重要と考え、焦らずしっかり補給し、足のケア、後半に向けた補給の装備を心掛けます。 まずエイドのスタッフにカップラーメンの準備をお願いし、持参した「カレーメシ」にもお湯を入れてもらいます。カップラーメンとカレーメシができるまでの間、ソックスを履き替えます。もうリンジャニの火山灰と途中の川渡でシューズもソックスもドロドロです。足も火山灰で真っ黒。このままで走り続けると火山灰の砂がすれて足の皮がベロっとはがれてしまうため、できる限り落とし、水で洗い、大量にワセリンを塗りたくります。どんなに筋力が元気でも致命的な足の豆や水ぶくれができてしまうと、痛みで大幅にペースダウン、体のバランスも崩れひざ痛などを併発してリタイヤに追い込まれるリスクがあります。 なので足裏などのケアは多少時間がかかっても、ここでしっかり行います。 ワセリンを大量に塗り、新しいソックスに履き替え、カレーメシとカップラーメンを食べます。 この時は食欲も正常で、後半上げていけるのではないかと考えていました 唯一気がかりは、日焼け止めを塗っていたものの、大量の汗などで流れてしまったか、それ以上に日差しが厳しく、全身が激しく日焼けしてきておりヒリヒリしています。 日焼けも体力を消耗するため、本当はなるべく防がなくてはなりませんが、反面熱さのためになるべく薄着でいたいという思いもあり、なかなか難しい判断です。 さあ、いよいよ後半戦、ウルトラトレイルの本当の勝負がこれから始まります。 ・・・つづく Fri, 15 Jun 2018 19:08:29 +0900