
もちろんメドックマラソンも例外ではありません。仮装することが当たり前のこのレースは十分個性的ですが、各エイドで支給品も地元に根付いた個性的なものといえます。
メドックマラソンの舞台であるポーイヤック(Pauillac)はボルドーの北方約50km離れた、ジロンド川沿いの町です。古くからボルドーの外港として栄えました。ポーイヤックの町の紋章は帆船であることからも、この町は港町として海運で栄たことがわかりますね。
ポーイヤックはボルドー地方の中でもメドック地区に位置しています。メドック地方では質の良いブドウが取れ、上質なワインの生産地として知られています。メドックマラソンのメドックとはこの地方を指し、ランナーたちはブドウ畑とシャトーを巡りながら走ることになります。シャトーにもエイドが設けられており、そこで支給品を受け取ることができます。
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ではシャトーとはいったい何なのでしょうか。本来「シャトー」とはフランス語でお城の意味ですが、ボルドー地方ではブドウの栽培から瓶詰作業までを一貫して行うワイン醸造所を指します。ボルドー地方のシャトーは歴史あるお城のような建物も多くあり、多くは見学することができます。
メドックマラソンではエイドがシャトー内に設置されているところもあり、ランナーたちはシャトー内で休憩をとることができます。そもそもマラソンの舞台であるポーイヤックには、有名なシャトーであるシャトー・ムートン・ロートシルトやシャトー・ラフィット・ロートシルトなど、約60のシャトーが軒を連ねています。

各エイドで振る舞われる支給品もボルドー地方に根付いたものと言えるでしょう。
メドックマラソンといえばまずはワイン!テイスティングの名のもとエイドでワインを飲むことができます。その他にもチーズやお肉の支給もあれば、メドックの近くにあるアルカションの特産品である牡蠣を食べることもできます。支給品をほおばりながら頑張って走ると最後、42km地点ではアイスが振る舞われ、ゴールを目指します。
メドックマラソンは町を挙げてのお祭りといってもいいでしょう。ただし、食べすぎ、飲みすぎには要注意。ついつい食べたり飲んだりしがちですが、お酒もご飯も楽しくほどほどに。
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