2018 4/3-9 クロアチア・イストリア100マイル 参加ツアー 旅行記② 巨人伝説の天空都市へ


4月4日は、100Miles of Istriaで後半に通過する、イストリア地方でも名所となる「天空都市」と呼ばれる巨人伝説の集落を回るオプショナルツアーです!

イストリア地方には、小高い丘がいくつも連なる独特の地形のなか、その丘の頂上部分に町が形成され、谷に雲海や霧が出るとまさに天空の城ラピュタのような空中に浮かぶ都市のような幻想的な風景を見ることができます。

実際に「天空の城ラピュタ」は、フランスのモンサンミシェルや、ここイストリアの天空都市から影響を受けて作成されたと言われています。

【巨人伝説の天空都市巡りツアーへ】

今日はあいにくの天気で、小雨のぱらつくなかホテルでブッフェの朝食をとり、8:30にホテルを出発、車で大会の後半のコースの視察を兼ねたオプショナルツアーへ出発です。
全く初めての海外の大会、コースの様子など一切わからずにスタートするのと、大体の雰囲気や山の感じ、景色を総合的に見ておくだけでも、かなり現実的に大会本番のイメージが出来ますので、実際のコースには入らずとも視察ツアーは大会に向けても有効かと思います。

今回のオプショナルツアー工程
① ギネス認定の世界一小さな町 Hum訪問(大会約100km地点)
② 大会中間地点(約88km) ドロップバックエイドの街 Buzet訪問 +イストリアブランデー酒造見学、トリュフテイスティング
③ 巨人伝説の天空都市、Motovun訪問 (大会128km地点)
④ 巨人伝説の街、Groznjan 訪問  (147km地点)

【ギネス認定 世界一小さな町 Hum】

オリーブ畑や、イストリアワインのブドウ畑を眺めながら、美しい丘陵地の谷を移動し、まず初めに「ギネス認定の世界一小さな町 Hum(フム)」を目指します。 約1時間ほどすると、非常に細い山道をすすみ、小さな丘の山頂の小さな小さな集落に到着しました。


Humの街への道路標識には通年100Miles Of Istriaのコースマーキングが設置されている。


到着が午前中の早めの時間という事もあり、ほとんど観光客もおらず、静寂に包まれた世界一小さな町フム。

この町は、中世から語り継がれるイストリアの巨人伝説の中で、巨人がほかのモトヴンやグロジュニャンなどの天空都市を作った後、余った小石で作ったと言われる、ひときわ小さな集落が出来たと語り継がれています。聖イェロルム協会がたたずみ、約1000年の歴史をもつ石畳、石垣で作り上げられた中世の街の雰囲気が、今もなお多く残されていて、まるで中世へタイムスリップしたかのような感覚になります。

イストリア100では、この教会の左にある鐘塔の建物の中に小さな100km地点のHumエイドが設置されます。

Humの街は人口約20名ですが、最近ではイストリア屈指の観光名所として、現地のバスツアーなどで訪れる観光客は増えつつあります。

【中間エイドの街Buzetへ】

世界一小さな町を見学したら、次は中間エイドの設置されるBuzet(ブゼット)の街に移動します。Istria100の100マイルカテゴリーの中間エイド(88km地点)が設置される街です。ここBuzetも街の最初の発祥地は丘の上に築かれた、天空都市を中心に成り立ち、その後麓の平地にも町が広がりました。

ここには、Buzet発祥のイストリア産のブドウや果物を使用した地元の酒蔵があります。

今回は、このBuzetの酒蔵を訪問します。


元々Buzetの天空都市の小さな酒造から始まり、徐々に規模を拡大し、現在はふもとに広がる街に酒蔵を構えるイストリアン・ブランデーの蔵です。中に入ると大変香り高い葡萄のお酒の香りが漂っています。 スタッフが丁寧にブランデーの作成行程を説明しながら酒蔵内を見学します。

この酒蔵では、イストリア産の原料を使用した、ブランデーをはじめジャムやオリーブオイル、チョコレートなどの製造もおこなっています。
実は一般のスーパーなどでは近隣の欧州から輸入された食品がほとんどで、準イストリア産のお土産を見つけるのは意外と難しく、ここではまさにイストリア産の様々お土産が入手できるのも魅力です。



酒蔵を見学した後は、楽しみにしていたテイスティングです。
イストリア産の生ハム、サラミ、オリーブ、チーズのプレートと、こちらの酒蔵で蒸留、製造された3種類の異なるブランデーをテイスティングします。さらに希望すれば20種類の異なるフレーバーのブランデーすべてをテイスティングできてしまいます!

最初に用意されたブランデーは、この酒蔵でも最も人気の高い「テラニーノ」という赤いベリー系のフルーツ10種類をブレンドした、非常にフルーティーで飲みやすい食後酒のブランデーと、ビスカと言われるイストリアならではのヤドリギなどから採取される複数種のハーブをブレンドしたブランデー、そしてグラッパをブレンドしたブランデーの三種が振舞われます。

どれも風味豊かでフルーティーで飲みやすく、ついついすいすいと飲めてしまうので、飲みすぎには要注意です。
またこのブランデーに相性抜群の生ハムやイストリアンチーズが美味しくて、とまりません。

ツアーの皆さんも、次々に異なる種類のブランデーを追加テイスティングし、日本ではまずお目にかかれないイストリア産のお酒を楽しみました。

こちらのブランデーはいまでも一本一本、酒蔵のスタッフが手で瓶詰めしており、日本に輸出するほどの生産量が無いため、今現在日本に輸出はされておらず、日本での入手は極めて困難なお酒です。お酒好きの方へのお土産としては最高のお土産になるのではないでしょうか?

また、こちらではブランデー作成に使用されるフルーツを使ったジャムも作られており、こちらも全種類テイスティングが出来ます。
このジャムも、果物の濃度が極めて高く、完熟のフルーツを食べているかのようなフルーツ感の非常に濃厚な美味しいジャムです。
私も思わず購入してしまいました。



【ブランデー酒造見学の後はトリュフのテイスティングへ!】

素敵なブランデーの酒蔵を見学したあとは、同じくBuzetの街のトリュフ狩りの拠点、イストリアトリュフの工房を訪問します。
イストリアではトリュフ犬を使ったトリュフ狩りが年間を通して行われます。こちらの工房ではBuzet周辺の山々で採取される基調のクロトリュフや白トリュフを、様々なトリュフペーストやトリュフビール、ジャムやチョコレートなどの製造を行っています。

時間があれば、実際に「トリュフ犬とのトリュフ狩り体験」も参加することができます。
あいにく今日は天候が悪く、また明日は100マイルレースのスタートという事もあり、トリュフ狩り体験はしませんでしたが、世界的にも有名なイストリアのトリュフを、これでもか!とテイスティングさせていただきました。


今回ご用意していただいたトリュフテイスティングプレート!

おそらく私が41年間の人生で食べたトリュフの量を、今日この一日で3倍以上トリュフを食べさせていただきました!
写真左上からトリュフオリーブオイル(ものすごいトリュフの香りがします)とオリーブオイルテイスティング用のパン
その下左から、白トリュフクリーム、白トリュフチーズクリーム、白トリュフとホワイトマッシュルームペースト、クロトリュフとシイタケのペースト、クロトリュフとポルチーニのペースト、クロトリュフとブラックオリーブのペースト、そして一番右がクロトリュフとトマトのペースト。
プレートの一番下が、クロトリュフ入りイストリアチーズ(牛、羊、ヤギチーズ3種)、右下がトリュフ入りサラミ。

このプレートのテイスティングはトリュフの香りが比較的穏やかな右のトマトペーストから食すのが正しい順番で、右側から順番に左の白トリュフに向かってテイスティングします。
色のイメージでは白トリュフの方が優しい味のように思いますが、実際は逆で、クロトリュフより白トリュフの方が非常に強いトリュフの香りがします。その為、右側の白トリュフから食べてしまうと、右側のクロトリュフ系のペーストの風味が感じにくくなってしまうのだそうです。

そしてこのトリュフプレートとともに楽しむのが、トリュフビール!

見た目は普通のビールに見えますが、グラスを回して香りを立たせると、非常に香ばしいトリュフの香りが鼻を抜けます。

日本では早々お目にかかれないトリュフを、これでもか!とまさにトリュフ三昧。そして日本では数倍の値が張るトリュフのお土産にも最適です。
私もクロトリュフとポルチーニのペーストを購入しました!

この工房の庭には、トリュフ狩りには欠かせないトリュフ犬が元気に走り回っていました!
ですがその管理は厳重で高い柵に囲まれた庭で管理されています。なぜならトリュフを見つけられるようにトレーニングされたワンちゃんたちこそ、この貴重で世界的にもてはやされる高級珍味のトリュフを見つけることができる存在だから、ワンちゃんに何かあっては一大事なのです。

【巨人伝説の中心地、天空の街 Motovunへ】

Buzetでイストリア名産のお酒と生ハムと、トリュフ三昧を堪能したら、次はイストリアの巨人伝説の中心地とも言われる「Motovun」へ移動します。
Motovunは数あるイストリアの天空都市の中でも、巨人伝説の発祥地と言われ、はるか昔にここに住んでいた「ヴェリ・ヨジェ」という良い巨人が、ここイストリアのモトブンを作り、そこから次々に他の天空都市を石を投げて作っていったと伝えられています。

約1000年前に築かれた城塞の外壁も、今もなおこの町を守るように外周をぐるっと囲むように現存し、その姿はひときわ美しく空に向かってそびえたちます。

この外壁の上をぐるっと1周歩いて回ることができます。この城壁からは巨人が築いたと言われるBuzet, Grozunjn,Oprtaljなどの天空都市の数々が見渡すことができます。 

Istria100Milesでは128km地点のエイドとなり、全行程の約8割を終えてフィニッシュが見えてくる町となります。

Motovunからはまさにイストリアを象徴するオリーブやブドウ畑の連なる丘陵の景色が一望でき、この地方を象徴する場所と言えるでしょう。
美しいパノラマを望むテラス席でお茶やジェラートなどを楽しむのもまた良いですね!

Motovunからの景色。大会では、実際にこの前の石畳の道を通ってゆきます。

当初の予定では、ここMotovunのレストランでランチの予定でしたが、ここまでのテイスティング三昧で、皆さんすっかりお腹いっぱいだったため、ランチはキャンセルし、次の天空都市に向かいます。

【ゴール目前の天空都市グロジェニャン】

Motovunの次に訪れるのは、巨人ヴェリ・ヨジェが作ったと言われる、グロジェニャンの天空都市へ向かいます。
グロジェニャンは、アーティストのアトリエや工房が数多く存在するアートの街で、街中の散策がひときわ楽しい天空都市でもあります。冬の間はほとんどのお店が閉まっていますが、このIstria100マイルのころからお店が開き始めます。


中世の石畳が今もなお多く残り、古い町並みの雰囲気がひときわ感じられるのがグロジュニャンです。
4月はまだ観光客も少なく、とても静かな時間が流れこの町の雰囲気を感じるにはとても良い季節でしょう。

グロジュニャンのアーティストが作った小物などを見て回るのも楽しいですね。

大会では147km地点のエイドが設置される街となり、この町まで来たら完走間近です。
コースではこのグロジュニャン以降大きなのぼりはもうありません。ひたすらゴールに向けて下り貴重のプロフィールとなります。

大会の後半の主要エイドとなる天空都市を回り、ウマグの街へ戻ります。

夕方からは、いよいよ大会の受付です!

つづく・・・
















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